フェイス、24年4月~9月期は赤字縮小 MBOで上場廃止へ
フェイスは、2025年3月期第2四半期(中間期)の連結業績(2024年4月1日~9月30日)を発表した。
売上高は前年同期比3.2%増の69億8,800万円、営業損失は1億3,500万円(前年同期は3億2,900万円の営業損失)、経常損失は9,400万円(前年同期は3億6,200万円の経常損失)、親会社株主に帰属する中間純損失は2億9,000万円(前年同期は3億6,300万円の親会社株主に帰属する中間純損失)となった。
プラットフォーム事業は、アーティスト向けプラットフォームおよび携帯電話向けコンテンツ配信におけるキャリア公式サイトサービスの売上、ならびに小売業向けポイントシステム運営プラットフォームにおける既存加盟店向けポイント発行の低迷により、売上高が減少した。一方で、一部サービスの終了に伴う事業スキームの改善の結果、売上高は前年同期比23.3%減の8億600万円、セグメント損失は1億600万円(前年同期はセグメント損失1億800万円)となった。
コンテンツ事業は、主要デジタル商品の売上が伸長し、所属アーティスト等のライブや自主公演が開催され、期間内に発売された主要パッケージ商品の売上が堅調に推移したため、売上高が前年同期比8.0%増の61億8,100万円、セグメント利益は1億8,500万円(前年同期はセグメント利益100万円)となった。
フェイスは併せて、マネジメント・バイアウト(MBO)の一環として、株式会社Genesis1がフェイス発行の普通株式に対する公開買付けを実施すると発表。これにより、上場廃止となる予定であることから、8月14日に公表した2025年3月期の連結業績予想を取り下げた。