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著作権侵害で提訴された音楽生成AI「Suno」、メジャーアップデート発表

ビジネス 海外

音楽生成AIサービスを手がける米新興企業Sunoは11月20日、メジャーアップデートを発表した。最新バージョン「v4」は、ベータ版としてProとPremierプランの契約者が利用できる。

クリエイティブな歌詞を生成する歌詞モデル「Lyrics by ReMi」のほか、ユーザーが作成したトラックのボーカル、スタイル、雰囲気をキャプチャーして次の創作に引き継ぐ「ペルソナ」、旧バージョンで作成したトラックをV4の高音質サウンドにアップグレードする「リマスター」などの新機能が搭載されている。

Sunoを巡っては、ライセンス契約なしに著作権で保護された音楽をトレーニングに用いている可能性があるとして、6月に全米レコード協会(RIAA)が提訴。Sunoは、レコード会社の著作権で保護された録音物を使用したことをほぼ認めた。

同社はその後、戦略アドバイザーに、グラミー賞を受賞したプロデューサーのティンバランドを、チーフ・プロダクト・オフィサーには、Snapchatなどを手がけるSnapの元プロダクト責任者であるジャック・ブロディ氏をそれぞれ任命した。

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「そのクオリティでグラミー賞受賞プロデューサーのティンバランドなども絶賛した音楽生成AI、Suno。米レコ協(RIAA)に訴えられ、著作権のある楽曲を学ばせていることを認めた。つまりそれゆえの高品質だった可能性もあるのだが、この度メジャーアップデートを果たした。ペルソナの引き継ぎなど概念が面白く、記事で確認してほしい」 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。

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