NTT Comとエクシングが次世代通信カラオケの実証実験を実施、“カラオケ業界初”リアルタイムでオンラインデュエット実現
エクシングとNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、カラオケ業界初の遅延のないオンラインデュエットの実現を目指し、通信カラオケ最新機器のJOYSOUND X1とIOWN APNを活用し、カラオケのある離れた空間同士がつながり、まるで同じ空間にいるかのように歌える、リアルタイムでのオンラインデュエットの実証実験を実施した。
「カラオケ」は日本で誕生した世界に誇る文化の一つであり、1人はもちろん、友人や家族とも歌を歌って楽しむことができる身近なエンターテインメント。また、単にエンターテインメントとしてだけでなく、人と人をつなぐコミュニケーションの場としても重要な役割を果たしている。
一方で、同じ空間でリアルタイムでのコミュニケーションが求められる「カラオケ」は、コロナ禍において市場に大きな影響を及ぼした事例も。そのため現在では、カラオケが持つ「つながる」という価値を拡張し、カラオケのある離れた空間同士をほぼ遅延なくリアルタイムにつなぐことで、新たな価値を創出することが期待されている。
このような背景を踏まえ、今回の実証実験では、はやいテンポでのデュエットやハモリが生まれる楽曲のデュエットなど、既存のカラオケサービスでは実現が難しい遅延のないオンラインデュエットを評価するとともに、カラオケが持つ「つながる」価値を拡張した新たなカラオケサービス、カラオケビジネスの創出に向けて、取り組んでいく。
エクシングの双方向通信を搭載したカラオケ機器のJOYSOUND X1の2台をIOWN APNで接続し、どこにいても同じ空間にいるような感覚で歌えるオンラインデュエットの実現の可能性を、本実証実験において評価した。
NTT Comの役割:
・IOWN APNの通信環境および実証実験会場(OPEN HUB Park)の提供
・オンラインデュエットの映像・音声の伝送性能評価
エクシングの役割:
・次世代カラオケ機器JOYSOUND X1、およびカラオケ周辺機器の提供
・オンラインデュエットの映像・音声の主観評価
・実施日時:2024年12月14日
・会場:NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)
大手町プレイスウエストタワー29階 OPEN HUB Park内
出演者:Aicong【アイコン】
※Imgramox Musicより2024年9月にシングル「正気の沙汰デーナイトフィーバー」でメジャーデビュー。現在、小室哲哉がサウンドプロデュースを行っている。
JOYSOUND X1の2台を、IOWN APNの超低遅延の通信でP2Pの環境において、IOWN APNの超低遅延性による音声の伝送速度を計測し、20msec程度であることを確認した。数十km離れた環境であっても、あたかも6m〜8m程度しか離れていない環境を実現することが可能に。
また、オンラインデュエットを実施した際、歌唱を担当したアーティストのAicong【アイコン】からもヒアリングを行い、離れた会場からでも違和感なく歌唱できる環境を提供できていることを確認した。
今回の実証実験の成果をもとに、離れた空間同士でのカラオケのリアルタイムコミュニケーション(オンラインデュエット)サービス実現に向けて、IOWN APN対応の次世代カラオケ機器開発も視野に入れ、カラオケが持つ「つながる」価値を拡張した、新しいエンターテインメント・プラットフォームの展開に向けた取り組みを推進していく。
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