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ヤマハ、米国シリコンバレーにコーポレートベンチャーキャピタル設立

ビジネス 音楽業界

ヤマハは、事業開発の強化および持続的な成長力向上のため2024年4月に米国シリコンバレーに設置した拠点(駐在員事務所)を、2025年1月に法人化する。また、同法人がスタートアップ企業等への投資を行うことを目的に、2025年中にコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)である自社ファンド「Yamaha Music Innovations Fund, LP(仮称)」をシリコンバレーエリアに設立することを発表した。

同社は、音・音楽の領域を中心にグローバルなオープンイノベーションを強化するため、2024年4月にシリコンバレーに事業開発拠点(駐在員事務所)「Yamaha Music Innovations」(YMI)を設置して、スタートアップ企業等とのイノベーション機会を探る活動を開始。早期の成果獲得を目指して同社の強みを多くの企業に提案してきた結果、10月までの半年間に3件の米国企業との協業案件を成立させている。

今後YMIが、現地のより幅広いスタートアップ企業に対してプレゼンスを確立し、事業開発の取り組みをさらに強力に推進するために、同拠点を法人化することを決定した。

これにより、現地の状況に即時に対応できる独立した活動が可能になり、より迅速な意思決定によってグローバルな事業開発戦略を実現していく。

またYMIは、同社が目指す“音・音楽を通じた「世界中の人々のこころ豊かなくらし」の実現”に貢献するイノベーションを連続的に創出することを目指しCVCを設立。本CVCは、2025年中の設立を予定しており、既存の楽器・音響機器事業の領域だけでなく、音楽ビジネス全体に関わる新規領域や、音・音楽の知見が効果的に生かせる隣接領域も含めた、それぞれの専門分野で独自の強みを有するスタートアップ企業を投資対象と捉え、総額50百万米ドルの枠内で投資を行う。

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