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JASRAC、24年12月分配期における著作物使用料の分配額は6.5%増の353億円余 12月分配としては過去最高額に

ビジネス 音楽業界

日本音楽著作権協会(JASRAC)は12月9日、作家・音楽出版社等の権利者に著作物使用料を分配した。2024年12月の分配額は前年度同期比106.5%の353億4,453万9,013円となり、12月分配としては過去最高額となった。

JASRACは音楽の利用者から支払われた著作物使用料を、年に4回(3月、6月、9月、12月)、権利者に分配している。2024年12月の分配は、主に2024年4月から2024年9月の使用料収入を反映したもの。

演奏会等・大規模演奏会等は、使用料の算定基礎となる入場料(チケット代)の上昇や大規模会場の増加による公演規模の拡大など、市場が引き続き好調を維持していることから、演奏会等については前年度同期比115.2%の約14.2億円、大規模演奏会等については前年度同期比134.1%の約11.3億円となった。

インタラクティブ配信は、動画配信サービスや音楽サブスクリプションの市場が引き続き好調を維持していることなどから、約前年度同期比121.4%の141.5億円となった。

分配対象楽曲数は、257万5,759曲。分配対象の権利者数は、音楽出版社を通じた分配を含めると、著作者8万2,328人、音楽出版社3,014社となった。このほか、117の外国団体を通じて32万6,325人の著作者、3万7,553社の音楽出版社にも使用料が分配される。