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GEM Partnersがサブスク・CD・ウェブほかチャネル横断で調査、最も音楽が聴かれたチャネルはYouTube

ビジネス レポート

音楽メディアの全チャネル・サービスを横断してリーチptが多かったアーティストの年間ランキング

エンタテイメント業界に向けたデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partnersは、映像、マンガ・書籍、ゲーム、音楽メディアなどのメディアを横断してエンタメブランドの真のリーチを比較・評価することを目指した新指標“リーチpt※1”をもとに、2024年に最も聴かれた音楽アーティスト、サービスを発表した※2。

メディア横断をはじめ、これまで把握が難しかったチャネル横断、サービス横断、記録メディア・デジタルサービス横断での真のリーチを明らかにすることを目的としている。

※1:リーチptとは、エンタメブランド名を冠したコンテンツに1日あたりに接触したのべ人数を集計期間で合計した値。日本国内在住の男女15歳から69歳を対象に、毎月延べ10万人規模で調査を実施
※2:集計期間:2024年1月第1週(2024年1月1日~1月7日)~12月第1週(12月2日~12月8日)

チャネル横断で最も聴かれた音楽アーティストは「Mrs. GREEN APPLE」、定額制音楽配信でのリーチが約7割

1位は32,445ptのMrs. GREEN APPLEが獲得。2024年は配信限定シングルを7作リリースしたことも影響し、「定額制音楽配信」で7割近くを集めた。2位は30,448ptの「YOASOBI」がランクイン。1位、2位ともに30,000pt超となり、3位以下を大きく離している。

特徴的なのは9位のSnow Man。サブスク解禁されている曲が少ないため、「定額制音楽配信」の割合が23%と他アーティストに比べ圧倒的に低い結果となった。一方、15位の「Vaundy」は「定額制音楽配信」割合が75%とTOP20内で最も高くなった。これまでにデジタルシングルを30曲以上もリリースするなど、積極的なデジタル展開がけん引していると推測できる。

最も音楽が聴かれたチャネルはYouTube、次いでSpotify、Apple Music

聴いた方法の内訳をサービス別、形態別などで詳しく見ると、WebサービスであるYouTubeが最も多く263,896ptを記録した。次いで定額制音楽配信のSpotify、同Apple Musicが続く。定額制音楽配信はそのほか、5位の「YouTube Music」、6位の「Amazon Music Unlimited / Amazon Music Prime」と、上位を占めていることがわかった。

定額制音楽配信で最も聴かれたのはMrs. GREEN APPLE、CDなどの記録メディア、YouTubeでは「YOASOBI」

「定額制音楽配信」「音楽CD、DVD、Blu-ray、レコードなどの記録メディア」YouTube別にリーチptを集計した年間ランキング

「定額制音楽配信」の1位はチャネル横断同様にMrs. GREEN APPLEが獲得。一方、「記録メディア」YouTubeではYOASOBIが1位に。特徴的な動きとして、「記録メディア」では、B’z、松任谷由実、スピッツ、ビートルズ、中島みゆきら、チャネル横断ではTOP20入りしていないアーティストが入った。いずれも活動歴が長く、CDなどの記録メディアを所有するファンが多いと考えられる。

また、YouTubeでは、3位にSnow Man、6位にSixTONES、19位になにわ男子といったサブスクが全面解禁に至っていないボーイズグループが上位に入った。

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