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YouTube、クリエーターが音声でコメント返信できる機能を試験

ビジネス 海外

YouTubeは12月17日、クリエーターが動画のコメントに音声で返信できる機能を試験中だと発表した。 

対象は、当面は米国の一部のクリエーターのみ。iOSのYouTubeアプリから自分のチャンネルにのみ、ボイスコメントを投稿できる。 

コメント返信時に、音波のアイコンをタップして録音。それを通常通り投稿する。 

投稿されたボイスメモは誰でも聞くことができる。ボイスメモを再生したくない場合は、ボイスメモの下に表示されている文字起こしボタンをタップして、コメントを読むことも可能だ。 

音楽アーティストがファンに向けメッセージを収録するアイデアは新しいものではなく、Pandoraはアーティストがファンにパーソナライズされたメッセージを送る機能「Artist Audio Messaging」を提供。「Spotifyまとめ」のプロモーションでは、アーティストからの感謝の動画が定番だ。有名人にメッセージ動画を特注できるアプリの「Cameo」もある。 

リスニングパーティーで人気のアプリ「Stationhead」も今年7月、ボイスメモ機能を追加。自身のチャンネルと、ファン運営のチャンネルで流せる。同社によると、ボイスメモのクリック率は平均16%で、Eメールやソーシャルメディアの投稿よりもかなり高いという。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「YouTubeでアーティストなどがボイスコメントを投稿できるように試験中。記事にあるとおりボイスコメントは他のところがいろいろやっていて、リスニングパーティーで今年ブレイクしたStationheadではクリック率14%とメールやSNSよりファンの反応が高い。ファンも喜ぶし、たくさん返事していると同じ文になって変化をつけるのにアーティスト側も大変だったと思うので、声でやれるのはエンゲージメントを高めやすいし朗報じゃないだろうか。」 

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。