次世代AirPods Pro、心拍数や体温の測定可能に? カメラ搭載も視野に
Appleは次世代のAirPods Proに、健康モニタリング機能を搭載する計画だ。「AirPods Pro 3」の開発は初期段階にあり、心拍数と体温の測定機能をテスト中。また、カメラの搭載も検討している。ブルームバーグが2024年12月22日伝えた。
心拍数の測定機能については、現時点でApple Watchの方が優れているものの、それほど差はないという。
Appleはまた、過去に噂されていたカメラ搭載のアイデア実現にも取り組んでいる。AIサービスの強化に向け、これを「優先事項」として進めているというが、カメラの実装は数年先となる見通しだ。
AirPods Pro 3の発売時期は、現時点で未定となっている。
ブルームバーグの推計によると、Appleの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」の2023年の売上高は180億ドル(約2兆8,500億円)となった。これはSpotify(140億ドル)、任天堂(120億ドル)、eBay(100億ドル)、Intuit(120億ドル)の総売上高を上回る水準だ。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「AirPodsは任天堂やSpotifyよりも売上があると投稿したばかりだが、AirPods Pro3に心拍数と体温の測定機能が付くと予想されている。だから何だ、音楽と関係ないと思うかもしれないが、これだけで将来のヒット曲を予測できる技術があることを新潮の連載(AIが流行を支配する日)で紹介した。そうすると少数のリスナーに新しい曲を試しに流して、脳の反応がヒット曲のそれと同じだったら宣伝にブーストをかけるという新時代が訪れるかもしれず、サブスクやTikTokの普及以上のインパクトをレーベルビジネスにもたらすことになる。AirPodsにカメラを載せるアイデアも出ているがもちろん写真撮影がメインではないだろう。それがあれば喋ったり液晶を触って入力する今の時代も古くなっていく。さらに、脳波をイヤホンから取る技術も既に実用化しており、ネットを学習し尽くして一段落しているAIが人体から新たなデータを豊富に得ることができるようになれば、音楽に限らず社会全体を変える方向に生成AIはいよいよ入っていくのではないかと予測している。」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。
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