キングレコードとタクティカートが業務提携、コンテンツとオーケストラを組み合わせた新プロジェクト発足

タクティカートは、同社が運営する「タクティカートオーケストラ」内に新たなIPコラボ特化のセクションとして、「Japan Pops Orchestra」（以下「JPO」）を発足。発足に伴い、キングレコードとの業務提携を締結した。

タクティカートオーケストラは2019年の設立以来、クラシック音楽を主体としながらも、若手演奏家や多様な音楽ジャンルとの協働を通じて、数多くの公演を実現してきた。今回立ち上がる「JPO」は、タクティカートオーケストラの一部組織として、アニメ・ゲームなどの人気IPコンテンツとのコラボレーションを専門的に推進するセクションとなる。

「従来のクラシック公演で培ってきた高い演奏技術と表現力を維持」「20〜30代で構成された若手音楽家を中心に構成」「アニメ・ゲームファンやポップミュージック愛好家にも響く、多彩なプログラムを企画・演奏」といった、クラシックをベースにしつつも、より広い層に音楽の魅力を届けることがタクティカートオーケストラ全体の狙いとなる。

キングレコードは、アニメ・ゲーム作品や声優アーティストなどの多彩なコンテンツを長年にわたってプロデュース。本提携では、タクティカートオーケストラが築き上げてきたクラシック音楽の高い演奏技術と、キングレコードが培ってきたエンターテインメントコンテンツの融合を図る。

今後の展開として、「JPO」でのアニメ・ゲーム楽曲のオーケストラアレンジ公演や、声優アーティストとのコラボコンサートの実施。コンサートホールでの生演奏にとどまらず、配信プラットフォームやSNS、さらにはメタバース空間など最新技術を活用し、オンラインでも演奏会を楽しめる機会を創出。海外での日本IP人気やJ-POPカルチャーブームを背景に、国内外ファンへのアプローチも強化。国外での公演、ライブ配信などを通じた世界規模のファンコミュニティ形成を視野に入れるなどを予定している。