AI新興のAnthropic、評価額9.3兆円に到達も 3,100億円の追加調達を交渉
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、米AI新興企業Anthropic(アンソロピック)は、20億ドル(約3,100億円)の追加調達に動いているようだ。これにより、同社の企業価値は600億ドル(約9兆3,000億円)に達し、SpaceX、OpenAI、Stripe、Databricksに次いで、米国で5番目に価値のある新興企業となる見通しだ。
今回の資金調達ラウンドは、米国のベンチャーキャピタル(VC)Lightspeed Venture Partnersが主導。取引が成立すれば、Anthropicの累計調達額は157億ドルとなる。同社は2024年11月、米アマゾンから40億ドルを追加で調達していた。
企業価値は、1年前と比較すると3倍以上に膨れ上がる格好だ。
AI企業は、技術の開発と拡張のため、巨額の資金調達を余儀なくされている。OpenAIは昨年10月の資金調達ラウンドで66億ドルを確保。米実業家イーロン・マスク氏のAIスタートアップであるxAIは同年11月に60億ドルを調達した。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「ChatGPTの本命ライバルと呼ばれるClaude.aiを開発するAnthropic(アンソロピック)。音楽関連や記事関連の作業をさせても非常に頭が良く、融通が効くので私もAIではいちばん愛用している(音楽の生成はやってない)。昨年バージョンアップ前の時点でもIQテストでライバルたちをぶっちぎるだけでなくIQ101を出してニュースになったが、記事にある通り最近の追加投資で企業価値は600億ドル(約9兆3,000億円)に。SpaceX、OpenAI、Stripe、Databricksに次いで、米国で5番目に価値のある新興企業となった。なお非上場。」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。
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