YouTube、音楽ビデオの音質向上機能をテスト 有料会員向けで256kbpsか
YouTubeは1月22日、有料会員サービス「YouTube Premium」向けの「実験的な新機能」を発表した。
これには、音楽ビデオの高音質化(256kbpsオーディオ)、YouTubeショートのピクチャーインピクチャー(iOS版)、YouTubeショートのスマートダウンロード(iOS版)、ウェブでのジャンプ機能、モバイルでの最大4倍の再生速度オプションがある。
YouTube Premiumは、動画からの広告削除、YouTube Musicへのアクセスなどが含まれる。YouTube Musicには既に256kbpsの高音質オプションがあり、Music Allyは今回の変更は「その品質レベルが音楽ビデオにも適用されるということだと思われる」と述べている。
さらに、英国とアイルランドのAndroidユーザーに、YouTube MusicでAIがリクエストに応じてオリジナルのプレイリストを作成してくれる「Ask Music」の提供を開始。また、iOSのYouTubeアプリには、プレーヤーの下に「視聴中の動画に関する質問に答えたり、関連コンテンツを提案したりする」ためのAIチャットボタン「Ask」が追加される。
なお、米国では「Google One」の有料契約者を対象としたYouTube Premiumの割引キャンペーンが始まった。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「YouTube Premiumで音楽ビデオの音質が向上するらしいという報道。といっても予想では、ハイレゾやロスレスではなくYouTube Musicと同じ256kbpsで、昔のiTunes Music Storeぐらいの音質のようだ。近年、大手音楽サブスクで最も成長率が高いのがYouTube PremiumとYouTube Musicなので、この調子でどんどん魅力を増して有料の音楽リスナーを増やしていってほしいところだ。(個人的にはradikoの有料も音質をあげていただきたい…)」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。
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