ラジオNIKKEI、音×香りをテーマにした新事業「フレグラジオ」スタート
民放唯一の全国放送ラジオ局・ラジオNIKKEIと、世界初の香りのデジタルストリーミングサービスを手掛けるHorizonは包括的業務提携契約を締結し、「音×香り」をテーマにした新たな事業をスタートする。
昨年に開局70周年を迎えたラジオNIKKEIは、2025年は新たな10年の大事なスタートラインとし、新規事業にチャレンジする「変化の年」と位置づけている。そうした中で、世界初となる香りのデジタルストリーミングサービス「Scent Store(セントストア)」やスマートディフューザーの開発など、デジタルビジネスに関する技術やアイデアが豊富なHorizonとの業務提携を結ぶことにより、「音と香り」という双方の強みを掛け合わせ、次世代のエンターテインメントを創出し、ユーザーにとり新たな体験機会の提供を目指す。
プロジェクト名は「フレグラジオ」。「フレグランス」と「ラジオ」を掛け合わせた造語で、「ある音楽を聴くと懐かしい記憶がよみがえる」「特定の香りに触れるとあの時の感情が沸き上がる」といった、音と香りが持つ「記憶や感情のスイッチ」という共通点を生かし、五感に訴える多彩なコラボレーション企画を展開していく。
ラジオNIKKEIが手掛ける放送やポッドキャストなどの音声コンテンツに香りの要素を組み込み、ユーザーが耳でも鼻でも楽しめる企画を実施する。例えば、近年、飛躍的にリスナー数を伸ばしている音楽専門チャンネル「RaNi Music♪」の放送とHorizonの香りのデジタルストリーミングサービスを連動させ、音楽とマッチする香りをリアルタイムで配信する展開。また、ラジオNIKKEIが得意とする投資・ビジネスや競馬のように一見、香りとは関係がなさそうな分野の音声コンテンツにおいても香りの要素を取り入れることで、より臨場感のあるエンターテインメントの創出を目指す。
日経ラジオ社 代表取締役社長 小手森 信一氏
Horizon社の「香りのデジタル配信」は画期的な取り組みです。そして、この香りのビジネスはラジオでこそ輝くと信じています。ラジオは聴覚、香りは嗅覚。どちらも五感を生かしたものだからです。また、ラジオNIKKEIは民間放送で唯一の全国放送のラジオ局です。そのネットワークも活用しながら、お互いが持つリソースをうまく出し合って、一緒に”音と香りのデジタル化の最先端”を追求していくことを楽しみにしています。
Horizon 代表取締役 ニイエンツゥオ ツァイ氏
ラジオNIKKEIさまとご一緒できることは、当社が描く「香りのデジタル配信」をより広範囲に拡張する大きな転機になると感じています。まずはB2B向けの取り組みを中心に具体的な成果を形にし、ゆくゆくは一般ユーザーの皆さまが”香りと音声”を日常的に楽しめる環境づくりを目指したいですね。この協業によって生まれる新しいコンテンツや広告モデルに、私自身も大きな期待を寄せています。
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