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オリコン、24年4~12月期は経常利益6%減

ビジネス 音楽業界

オリコンは2月5日、2025年3月期第3四半期の連結業績(2024年4月1日~12月31日)を発表した。

売上高は、コミュニケーション事業とデータサービス事業が前年同期を上回って推移したが、モバイル事業は前年同期に比べ減収。この結果、全体の売上高は前年同期比7,569万円増(2.2%増)の35億4,765万円となった。

費用面では、売上原価は前年同期比3,961万円増(3.6%増)、販売費及び一般管理費は手数料の支払や人件費等の増加により同1億1,749万円増(9.2%増)となった。

以上の結果、営業利益は前年同期比8,142万円減(7.5%減)の10億368万円となり、営業利益率は28.3%となった。経常利益は同6,818万円減(6.1%減)の10億4,610万円。親会社株主に帰属する四半期純利益は投資有価証券売却益等の計上により同3,982万円増(5.4%増)の7億7,062万円となった。

ニュースコンテンツの提供並びにWEBサイトの制作・運営・広告販売等を行うコミュニケーション事業では、「顧客満足度(CS)調査事業」と「ニュース配信・PV事業」を展開している。顧客満足度(CS)調査事業の売上高は、前年同期比で12.5%増加。商標利用・デジタルプロモーション(送客)・データ販売の各ビジネスが堅調に推移した。ニュース配信・PV事業の売上高は、同3.8%減少。外部メディア向け記事や動画等のコンテンツ提供および、タイアップ広告による収入が減少した。自社メディア「ORICON NEWS」では2024年4~12月のセッション数は前年同期から約2%減少したが、高単価の記事ページへの誘導施策等が寄与し広告単価は前年同期から約4%増加した。以上の結果、コミュニケーション事業全体の売上高は、前年同期比1億3,635万円増(5.0%増)の28億4,218万円、セグメント利益は同1,969万円増(1.2%増)の17億399万円となった。

音楽ソフト・映像ソフト・書籍のマーケティングデータを提供するオンラインサービス「ORICON BiZ online」を中心に、当社グループが保有するエンタテインメント関連データを活用したビジネスを展開しているデータサービス事業は、売上高が前年同期比1,180万円増(2.3%増)の5億1,761万円、セグメント利益は同145万円増(0.8%増)の1億9,102万円となった。

モバイル事業は、2024年11月に本事業を承継する連結子会社の全株式を当社グループ外企業に譲渡したことで、売上高が前年同期比7,967万円減(30.6%減)の1億8,065万円、セグメント利益は同2,539万円減(33.4%減)の5,067万円となった。

通期の業績予想は、2024年5月8日に公表したものを据え置いた。

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