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伝説の音楽サービスTurntable.fmの後継「Hangout」、Discordで利用可能に 1億曲以上の楽曲提供

ビジネス 海外

「Turntable.fm」の後継に当たる、ソーシャル音楽プラットフォーム「Hangout」が、チャットサービスの「Discord(ディスコード)」に統合された。 

Discordのユーザーは、Hangoutが有する1億曲以上の楽曲カタログにアクセス可能となり、音声通話やビデオ通話中に簡単にリスニング・パーティーを開催することができるようになった。 

Hangoutは昨年11月にサービスを開始。世界3大メジャーレコード会社、インディペンデントのデジタル音楽ライセンスパートナーであるMerlin(マーリン)とライセンス契約を結び、豊富な楽曲カタログを保有する。ユーザーは、パーソナライズされた仮想空間「ハングアウト」を作成し、招待した友人と交代でDJしたり、アバターをカスタマイズしたり、Spotifyなどのストリーミングサービスに接続したりと、さまざまな音楽体験を共有できるようになっている。 

一方のDiscordは、テキスト、音声、ビデオを統合したオンラインコミュニケーションアプリで、月間アクティブユーザー数は昨年4月時点で2億人を突破。音楽ストリーミングの新境地として潜在的な力を秘めている。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「Discordは世界で6億人、日本で500万人以上が使用するチャット・グループ通話アプリだが、そこで音楽ボットが流行っている。著作権上問題のあるボットも多く、合法だとSpotifyなどもボットを提供しているが、通話中はかけられなかったり、友だちがApple Musicだと使えなかったりと課題があった。今回、メジャー等と1億曲以上、カタログ契約しているHangoutがDiscordと統合。「音楽を聴く」から「音楽で遊ぶ」流れに即しており、楽曲利用の拡大が期待できる」 

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。