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スペースシャワーSKIYAKI HD、24年4~12月期は9%増益 通期見通しを下方修正

ビジネス 音楽業界

スペースシャワーSKIYAKIホールディングスは2月13日、2025年3月期第3四半期の連結業績(2024年4月1日~12月31日)を発表した。

売上高は154億2,728万円と前年同期比29億9,989万円増(同24.1%増)。営業利益は7億1,451万円と前年同期比4,498万円増(同6.7%増)、経常利益は7億2,351万円と前年同期比5,895万円増(同8.9%増)と増益となったものの、2024年12月26日に公表した「早期退職制度の実施結果及び特別損失の計上に関するお知らせ」に記載の特別損失計上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億8,050万円と、前年同期比1億2,174万円減(同30.3%減)と減益となった。EBITDAは11億8,688万円と前年同期比3億1,322万円増(同35.9%増)と大幅に増加した。

コンテンツ セグメントは、ライブハウス事業やエンタテインメントカフェ事業における店舗ビジネスでは、稼働率、来場者数が好調に推移し、アーティストマネジメント事業においても、Tempalay武道館公演のチケット完売となる開催実現などにより、前年同期比で増収増益。イベント事業においては、国内最大規模ヒップホップイベント「POP YOURS」がチケットソールドアウトでの開催となったものの、「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2024」では、開催期間中に日本列島に接近、上陸した台風10号の影響からチケット払い戻しを実施したことなどにより、売上高・セグメント利益においては増収減益となった。この結果、売上高は79億6,859万円と前年同期比7億3,870万円増(同10.2%増)となり、セグメント利益(営業利益)は6億8,066万円と前年同期比3,967万円減(同5.5%減)、セグメントEBITDAは8億6,257万円と前年同期比1,890万円減(同2.1%減)となった。

ソリューション セグメントは、ディストリビューション事業で、音楽配信売上が好調に推移。また、アライアンス事業における「GFEST.2024」が前年度より規模を拡大して開催が実現したことや、プラットフォーム事業では、「BitfanPro」及び「Bitfan」を中心としたファンクラブの有料会員数が135.6万人となり、ストック収益であるファンクラブ売上及びフロー収益であるクリエイターグッズ等のEC売上がいずれも好調に推移し、前年同期比で増収増益となった。この結果、売上高は74億5,869万円と前年同期比22億6,118万円増(同43.5%増)となり、セグメント利益(営業利益)は3,519万円と前年同期比8,267万円増(前年同期はセグメント損失(営業損失)4,747万円)、セグメントEBITDAは3億2,566万円と前年同期比3億3,013万円増(前年同期は△447万円)となった。

通期の見通しについては、「早期退職制度の実施結果及び特別損失の計上に関するお知らせ」に記載の特別損失を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益を下方修正。2024年8月9日時点の予想から31.1%減の2億8,000万円になるとみている。