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Instagram、DMで音楽共有が可能に 大幅アップデート

ビジネス 海外

Instagramは2月19日、ダイレクトメッセージ(DM)の機能を大幅にアップデート。メッセージの翻訳や予約送信、音楽の共有、重要コンテンツのピン留め、グループチャットのQRコードといった新機能を導入した。 

曲を共有するには、チャットでステッカートレイを開き、「ミュージック」オプションをタップして、Instagramのオーディオライブラリで利用可能な曲を検索。好みの曲をタップすると、アルバムアート付きで30秒間のトラックプレビューが送信される。 

また、DMの予約送信により、アーティストやクリエーターは、アルバム発売や今後のイベントのリマインダーなどを適切なタイミングで送ることができるようになった。 

このほか、重要なメッセージをDMやグループチャットの上部にピン留めすることが可能に。さらに、各グループチャットに固有のQRコードを発行。グループの管理者はQRコードをリフレッシュして、グループチャットの参加者をコントロールすることもできる。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「Instagramはアーティスト公式ページに近い存在になりつつあるが今回、DMで楽曲が共有できるようになり、さらにDMをリリースに合わせて予約投稿したり、ファンへの重要メッセージをトップにピン留めできるようになった。加えてグループチャットの参加を管理できるQRなど、Instagramでファンダムをコントロールできる機能が続々と追加される。既に発表済みのInstagramと音楽サブスクを繋ぐボタンも合わせ、音楽SNSとしてもTikTokに対抗する体制が整ってきた。こうした音楽共有の新機能に合わせて、親会社メタとレーベルとの契約更新も進み、アーティストや音楽業界にとって二社の競争はメリットが大きいように思う」

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。