TikTok、音楽部門トップが退任 Apple Musicに移籍か

TikTokで5年半にわたり音楽ビジネス開発部門のグローバルヘッドを務めてきたオーレ・オーベルマン氏が、3月に退任する。後任として、現レーベル・ライセンシング&パートナーシップ部門の責任者であるトレイシー・ガードナー氏が就任する。
オーベルマン氏の今後について、TikTokはコメントを控えているが、Music Business Worldwide(MBW)は情報筋の話として「Apple Musicで大きな仕事を任されることになったようだ」と報じている。
ガードナー氏は、2019年11月から現職。それ以前はワーナー・ミュージック・グループ(WMG)のグローバル・ビジネス開発・戦略担当シニア・バイス・プレジデントを務めていた。
TikTokは自社を「世界最大の音楽エンゲージメント」を持つプラットフォームと主張。ライセンス音楽の動画再生回数が1日当たり1,700億回を超えるまでに成長し、ライセンス音楽を使ったユーザー生成コンテンツは2023年に450億本以上になったとしている。
一方で、昨年にはユニバーサル ミュージック グループ(UMG)が、TikTokの報酬やAI悪用からのアーティスト保護などの対応を理由に、一時契約を打ち切るなど、音楽業界との紛争も起きている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「TikTokで長らく音楽部門トップだったオーレ・オーベルマン氏が Apple Musicに移籍と報道。代わりにワーナーミュージック出身のトレイシー・ガードナー氏が着任する。オーベルマン氏はベルテルスマン/RCAレコード出身でロンドンを本拠地にTikTokの音楽部門を指揮してきた。氏の在任中、TikTokは音楽をキラーコンテンツに急成長し、その絶大な宣伝力を背景にメジャーレーベルと楽曲利用のライセンス契約が進んだ。一方で、音楽サブスクへの進出には失敗。TikTokの音楽部門がまとまった売上を建てる新たな道が模索されていたところだった」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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