HYBE、2024年は38%減益 BTSの一時活動休止が打撃

HYBEは2月25日、2024年12月期の総売上高が前年比3.5%増の2兆2,545億4,900万ウォン(約2,298億5,000万円)となり、過去最高を記録したと発表した。一方、営業利益は1,848億1,800万ウォンと37.5%減少。BTSの一時的な活動休止が大きく響いた。
同社によると、総売上高に占めるBTSの貢献度は2024年時点で20%をわずかに下回り、この割合は「特にBTSのメンバーが兵役に就くにつれて、例えば95%から下がってきている」という。
このほか押し下げ要因として、新規デビューによるアーティストのセールス・ミックスの変化や、インフラや「Weverse」・ゲームなど新規成長事業への戦略的投資などを挙げている。
同社は今年、BTSの活動再開により営業利益が回復すると予想。スーパーファン・プラットフォーム「Weverse」への投資が1月から業績に反映されるとみている。
総売上高を部門別に見ると、アーティスト直接関与事業は、1兆4,452億6,300万ウォンで1.8%縮小。このうち、レコード音楽は11.3%減、コンサートは25.6%増、広告・出演は6%減となった。
アーティスト間接関与事業は、8,092億8,600万ウォンと14.5%拡大。うち、マーチャンダイズ・楽曲ライセンスは29.1%伸び、コンテンツは0.9%減、ファンクラブ・その他は11.6%増だった。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「『K-POPバブル終了か?』という記事が先月バズったが、K-POP最大のレーベルHYBEが38%減益(2024年)。売上は前年比3.5%増の2兆2,545億4,900万ウォン(約2,300億円)だった。BTSの兵役が響いているが依存度は20%弱に収まりつつあり、好調なスーパーファン・プラットフォームのWeverseへの投資が営業利益を押し下げた面もあるのでHYBEが不調というほどでもない印象だ。ただK-POP全体の売上は先月の記事でもコメントしたが、最大のお得意先である日本向けの音楽輸出額は前年比で24.7%減少。BTSなど大型アーティストの活動が減ったことが響いた。最近はBLACK PINKのロゼとブルーノ・マーズがコラボで大ヒットを飛ばしたり、リサがソロ・アルバムを出すなど動きがまた活発化している」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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