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ソニー、「SANDAL TELEPHONE」のNFTキャンペーン開始 自社開発のブロックチェーン「Soneium」活用

ビジネス 海外

ソニー・ミュージックパブリッシング(SMP)が、ソニーのグループ企業が開発したパブリックブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」を活用した最新のプロジェクトを発表。今年4月30日の解散を発表しているJ-POPグループ「SANDAL TELEPHONE」のNFTキャンペーンを展開する。 

ソニュームは「メンバーの活動の思い出が詰まったNFTを、イベント会場で配布するほか、グッズ購入で受け取ることもできる」と説明。NFTの配布には、ソニーのグループ企業のNFT発行プラットフォーム「Fan Marketing Platform」を利用する。 

2月23日〜3月23日には、エンタバアキバまたは公式ECサイトでグッズを5,000円以上購入すると、デジタルアイテム(NFT)をプレゼント。これを3つ揃えると、特典として限定動画にアクセスできるようになる。 

Music Allyは「NFTは音楽業界では4年前ほど騒がれておらず、多くのウェブ3の新興企業は、慌ててこの言葉をサイトから削除し、スーパーファンの方に軸足を移した」と指摘。その一方で、「ソニー・ミュージックの親会社がこの技術にまだ投資しているということは、少なくとも日本では、所属アーティストによる実験がもっと見られるかもしれない」との見方を示している。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「ソニーのパブリックブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」を使ったJ-POPのキャンペーンが海外でニュースになっていた。EVやAIでもそうだったのだが、仮想通貨では日本が初期に世界に先行するもバブルが一度崩れた後、投資が止まり、本格的な普及が始まったときには他国に追いつけないということが起きている。いわゆるハイプ曲線の壁が来たときに諦めてしまうことが続いているわけだが、Web3ブームが収束後もソニーがパブリック・ブロックチェーンを淡々と進めていることでニュースになったように感じる。ソニーは自社が強いエンタメ、サプライチェーン管理、金融でインフラになるものを目指している。投機ではなくインフラとして見るとWeb3はまだ潜在能力と可能性を感じる」 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。