AIでDJのように複数曲を1曲にできる「MashApp」、米国で正式稼働 世界3大メジャーとライセンス契約

人気の楽曲をリアルタイムでマッシュアップできる新たな音楽アプリ「MashApp」が2月18日、米国で正式にローンチされた。当初はiOSデバイスのみで利用可能。世界3大メジャーレコード会社、コバルト・ミュージック・グループとライセンス契約を結んでおり、豊富な楽曲カタログにアクセスできる。
MashAppは、Spotify元幹部で音楽業界のベテランであるイアン・ヘンダーソン氏が設立。ヘンダーソン氏は「MashAppの使命は、ミュージシャンでない人にも音楽制作で遊ぶ喜びを提供することであり、好きな音楽で遊べるようにすることだ」と述べている。
このアプリは、プロの音楽制作スキルを必要とせず、人気の曲をリアルタイムでブレンドして自分だけのマッシュアップを作ることができる。簡単な操作でボーカル、楽器、テンポ、時間を調整し、お気に入りの曲をユニークに組み合わせることが可能だ。
無料ユーザーは、基本的なマッシュアップを作成し、ウェブリンク経由で共有が可能。有料契約者は、無制限で広告なしのリスニングと高度な創作機能にアクセスできる。
ソーシャル機能もあり、ユーザーは他のクリエーターをフォローしたり、コミュニティー内で新たなマッシュアップを発見することができる。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「生成AIを使ったらDJのように2つの曲を簡単に1つの曲にマッシュアップできるのでは、と考えたのは私だけではないと思うが、すでにMashAppというアプリとして存在済みで、これはSpotifyの元幹部が作り、三大メジャーと契約して権利関係もしっかり処理されている。紹介動画を記事に載せておくが、これは人気が出そうで、いずれ日本にも上陸するだろう。サブスクの次の時代は、音楽を聴くだけでなく音楽で遊ぶ時代になると4年前に書いたがTikTokのような音楽SNSだけでなく、生成AIもその潮流を進めつつある」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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