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J-POPのグローバル展開、関連企業で取引活発化

ビジネス 海外

レコーディングアカデミーが世界的ブームを予想するなど、国際的にも注目度が高まっているJ-POP。グローバル展開に向け、関連企業の動きが活発化している。 

アジアの音楽コンテンツに特化した投資会社blackx(シンガポール)は3月4日、J-POPの世界的拡大の加速に向け、アソビシステムと戦略的パートナーシップを締結したと発表。blackxの日本事業責任者を務める白須賀裕樹氏は「現在、日本音楽の新たな世代が世界の舞台に進出するという、これまでにないJ-POPのグローバルでの勢いを目の当たりにしている」とコメントしている。 

J-POPを専門とする米国のレーベル・マネジメント会社Handcraft Entertainmentは同月5日、Shopifyの創業者ら複数の投資家から総額100万ドル(約1億4,800万円)を調達したと公表。同社のマイケル・アフリックCEOは「今こそ、J-POPが世界の舞台で正当な位置を占めるときだと考えている」とした上で、「J-POPは数十億ドル規模の産業で、日本国外にも大きな可能性を秘めており、われわれはそれを解き放つために先頭に立っている」と自信を示した。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「アソビシステムとシンガポールの投資会社blackxが提携したニュースは既に出したが、blackxのCEOが、今こそJ-POPが世界で正当な位置を占めるチャンスと熱い思いを語っていたので再ピックアップした。blackxはアジアの音楽に投資する会社。投資は将来こうなるというビジョンだけでなく、いつそうなるかのタイミングも大事だが、アフリックCEOは今だと判断したようだ。記事の米レコーディング・アカデミーによるJ-POPブーム予測、国内では音楽業界総出で日本版グラミー賞を創設するなど(関連リンク参照)機運が重なっているのは確かだ 

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。