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Spotify、接続障害の報告が急増 有料プランの不正アクセス遮断で

ビジネス 海外

ここ数日、インターネット上で「Spotifyに接続できない」という報告が多数上がっている。Music Business Worldwide(MBW)によると、海賊版アプリを使っての有料プランに無料でアクセスしていたリスナーだけが「ダウン」しているようだ。 

Spotifyが利用規約の順守に向けた変更を実施した結果、有料サービスの「クラック」されたバージョンの一部が機能しなくなったという。 

ユーザーからの報告をベースに障害情報を分析している「DownDetector」のようなサイトで不具合を報告している人の多くが、プレミアム機能に海賊版からアクセスしていたことを認めている。 

昨年11月には、インドのアンドロイド端末ユーザーから、一部の不正なAPKファイルによるSpotifyへのアクセスがブロックされたという報告も上がっていた。 

Spotifyは昨年11月、サードパーティーの開発者による内部データへのアクセスを制限。「より安全なプラットフォームを作る目的」と説明しているが、AIモデルの訓練に使われるのを防ぐためではないかとの憶測を呼んでいる。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「Spotifyに接続できないという報告がここのところネット上でちらほらあったが、Spotifyの有料プランを海賊版アプリで使っている場合に起きていたようだ。元々、ファイル共有や海賊版DLを止めきれなくなったことで「基本無料だけどスマホで便利に使いたい場合は有料」という仕組みにしてSpotifyは無料から有料のゲートウェイを作り上げたが、APKやAPIをクラックするケースが最近、出てきた。ただSpotifyのAPKやAPIにアクセスしないとクラックできないという点で集中管理が効くので、ファイル共有や海賊版DLよりも対策はしやすいようだ」 

 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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