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ユニバーサル、究極のカタログ・シリーズ「Everything Classics」「Everything Jazz」展開 5月から全4回シリーズで発売

ビジネス 音楽業界

ユニバーサル ミュージックは、クラシックとジャズの名作を各200タイトルずつ厳選したカタログ・シリーズ「Everything Classics」「Everything Jazz」を5月から全4回シリーズで発売する。

ユニバーサル ミュージックでは、クラシックで世界で最も長い歴史を持つレコード・レーベルのドイツ・グラモフォンや、音質、オーディオ技術、芸術性において常に最高峰の基準を目指していることで知られるイギリス発祥のデッカの2大クラシック・レーベルを有している。

さらにジャズの分野では数々の巨匠の名作が多数録音されているヴァーヴや、昨年創立85周年を迎えたモダン・ジャズのレーベル、ブルーノートをはじめ、プレスティッジ、リヴァーサイドなどの往年の老舗レーベルを傘下に持つコンコードなど多くのレーベルを展開している。

2016年から「ジャズ百貨店」「クラシック百貨店」というカタログ・シリーズを発売し、これまでに累計で135万枚以上の出荷を記録してきたが、このたび両ジャンルをまとめてリニューアルし、クラシックとジャズの名作を各200タイトルずつ厳選した究極のカタログ・シリーズ「Everything Classics」「Everything Jazz」を立ち上げた。全4回シリーズとなり、Everything Classicsの第1弾は5月14日に、Everything Jazzの第1弾は5月28日に発売となる。

今回のシリーズは、全タイトルで、従来の高音質ディスクよりさらに原盤に忠実な音を再現する「UHQCD」、盤面はCDプレーヤー内で反射する不要なピックアップ光を吸収する「グリーン・カラー・レーベルコート」を採用。シリーズ・ロゴは、メディア、ファッション、文化機関など、幅広い分野で世界的に活躍するイラストレーター、セザール・ドゥバルグ氏が手掛けており、ブックレットには演奏家や楽曲についてのより詳しい新規ライナーノーツや、アーティストによるミニ解説も掲載される。

UHQCDに関するオーディオ評論家 麻倉怜士氏 コメント

UHQCD(Ultimate High Quality CDは、ディスク製造メーカーのメモリーテックが開発した高音質CD。CDの素材を従来のポリカーボネートから、粘性が低く、金型の溝の形に正確に添ったピット成形が可能になる光硬化樹脂に変えた結果、CDプレーヤーにおけるレーザー反射時の情報量が格段に増え、格段の音質向上を成した。その音は、CDでは間違いなく最高だ。UHQCDの素晴らしさは特にクラシック、ジャズのアコースティック録音で発揮される。

クラシックのオーケストラ作品では、弾力的で自然な質感の低音、厚みと密度感を持つ中域、そして透明な高域が、ウエルバランスに再現される。音色の気高さが印象的。弦の質感が繊細で、こまやかな倍音感が現場感を高め、音楽的な愉しさ、喜ばしさが、濃密に感じられる。特筆すべきは音場感。響きの粒子が会場に広く拡散していく様子が手に取るように、明瞭に分かる。ジャズ作品では、ベースの輪郭が明瞭に、ピアノが躍動し、ドラムスの切れ味が鮮烈。ヴォーカルでは声の感情線が細密に、カラフルに描き出される。UHQCDを聴くことは、音楽の本質を体験することに他ならない