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ユニバーサル、洋楽を使用した英語教師向けのプラットフォーム「UM English Lab.」開設

ビジネス 音楽業界

ユニバーサル ミュージックは、洋楽アーティストの楽曲を活かした英語のオリジナル副教材を提供するプラットフォーム「UM English Lab.」(ユーエムイングリッシュラボ)を開設した。

「UM English Lab.」はユニバーサル ミュージックの豊富な洋楽アーティストの楽曲を生かしてオリジナルの英語の副教材を制作。全国の英語教師へこれらの教材を「無償」で提供するプラットフォームとなる。

教師は同プラットフォームを通じてオリジナル教材をダウンロードすることができ、その教材の制作費や楽曲著作権はユニバーサル ミュージックが全て負担。WEB/SNSを中心として、副教材の配布だけではなく、洋楽と教育についての情報やインタビュー、国が推し進める“非認知教育”と洋楽を掛け合わせたコンテンツを制作して、音楽を届ける「音楽会社」という枠組みを超え、日本市場における洋楽の価値を社会的に向上を目的にしている。

副教材には、今までの学校教育で使用されていたザ・ビートルズやカーペンターズといった往年のアーティストのほか、現在活躍しているアーティストの楽曲を積極的に使用し、学校教育を通して海外文化への理解を深めていくことも目指す。

ユニバーサルは、一部で“洋楽離れ”と言われる若年層への洋楽の普及、副教材を提供することでの社会問題となっている教員の労働時間の削減、そして英語の授業で楽曲を活用することで、英語への距離を縮め、英語への苦手意識を少なくし、日本人の英語力の向上に貢献したいとしている。同プラットフォームを通じて、日本の英語教育と洋楽マーケットの新たな可能性の創出とさらなる発展を目指す。

 

また、立ち上げ同日の3月14日には、東京都の公立中学校である渋谷区立原宿外苑中学校にて開設発表イベントが行われた。イベント前半は記者会見として、渋谷区立原宿外苑中学の駒崎彰一校長とユニバーサル ミュージック 社長兼最高経営責任者(CEO)藤倉尚氏による挨拶、「UM English Lab.」の概要説明のあとに、トーク・ゲストとしてクリスタル ケイが登場し、楽しみながら勉強することや洋楽を通じて英語の単語やフレーズを覚えることの大切さを記者会見に参加した同中学校の3年生の生徒約90名を前に語った。

イベント後半は会場を教室に移し、実際に「UM English Lab.」の教材を用いて3年生の1クラス、約30名生徒へ授業をするデモンストレーションが実施された。レディー・ガガ「Born This Way」を教材に、曲の背景や歌詞・発音の説明が行われ、生徒からは「最後の方には本当に歌詞が聞こえるようになって、すごかったです」「国の文化も理解できるし、音楽を通して勉強ができるとても良いものだと考えた」「音のつながりを意識するだけで、すぐにききとれるようになっておもしろかった」などの感想が寄せられた。

3月4日に同中学校で行われた本教材を用いての先行デモ授業後にとった生徒へのアンケートでは、授業への満足度が10段階評価のうち「10」が70%、「9」が20%となり、授業への理解度では「10」が75%、「9」が14%という高評価を記録。授業後の興味の変化については、「もともと英語学習に興味はなかったが、興味を持った」という生徒が32%、「もともと洋楽に興味がなかったが、興味を持った」として生徒が20%を記録している。