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Spotify、レディー・ガガの「ファン記者会見」主催 アルバム発売記念で

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Spotifyは3月6日、「Spotify Presents: Little Monster Press Conference」を開催した。レディー・ガガのニューアルバム「MAYHEM」の発売を記念して企画された、ファンがガガに直接質問できるプライベートイベントで、Spotifyがこういったアーティストとファン主導のイベントを主催するのは初めて。 

この会見はニューヨークで、ガガのSpotifyトップリスナー200人を招いて開催。SpotifyのYouTubeチャンネルとInstagram、TikTokページでライブ配信された。ファンはマイクを握り、約45分間にわたって、ガガにニューアルバムやその他の質問を投げかけた。Spotifyのハブサイトにアクセスして質問を投稿したり、Spotifyやガガのソーシャルチャンネルにコメントを投稿したりすることも可能だった。 

伝統的な記者会見を現代風にアレンジした今回のイベントは「新鮮」と高評価を得ているようだ。 

(文:坂本 泉)  

榎本編集長「『聴き放題の次はスーパーファン』が音楽プラットフォームのここ数年のトレンドだが、聴き放題の先導者Spotifyもそれは意識していて今回、初めてアーティストとファンを直接繋ぐ記者会見を開いた。主役のレディー・ガガはSpotifyが本国スウェーデンから出てイギリスに上陸した際、Spotifyをもり立てた恩人のような存在。ガガはEDM、フェス・ブーム、スマホの普及、聴き放題という時代を牽引する象徴的な存在となった。CDと帝王カラヤン、MTVとミック・ジャガー、iTunesとU2、そしてSpotifyとレディー・ガガと、歴史的に新しい音楽メディアが立ち上がるとき、それを助ける象徴的なアーティストが出る。スーパーファン・プラットフォームはBTSが象徴となった。次は何と誰だろうか? 

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。