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ヤマハ、「FM音源の実用化と普及」が第18回電気技術顕彰“でんきの礎”として顕彰

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2025年3月19日に行われた「でんきの礎」授与式に出席した、(左から)電子楽器事業部 大田慎一氏、奥村貴宏氏、ヤマハ OB 国本利文氏

ヤマハは、同社の技術成果である「FM音源の実用化と普及」が一般社団法人電気学会の第18回電気技術顕彰「でんきの礎」として顕彰されたことを発表した。

「でんきの礎」は「社会生活に大きな貢献を果たした電気技術」の功績を称え、その価値を広く世の中に周知して多くの人々に電気技術のすばらしさ、面白さを知ってもらい、今後の電気技術の発展に寄与することを目的に、技術史的価値、社会的価値、学術的・教育的価値のいずれかを有する25年以上経過した電気技術の業績を顕彰するもので、2008(平成20)年に制度化されたもの。

顕彰されたFM音源は、1975年に米スタンフォード大学からヤマハがライセンスを受けた特許技術。ジョン・チョウニング(John Chowning)博士が発明した基本特許を基に、同社が演算アルゴリズムを改良し、幅広い楽器の音色をカバーできるフィードバックFM技術を開発した。さらに自社でLSI化することで量産、実用化に成功し、1981年以降、エレクトーン(電子オルガン)やシンセサイザーに搭載し普及を進めた。

電子楽器事業部 事業部長 阿部征治氏

このたび、「でんきの礎」として顕彰されたことを大変光栄に思います。この顕彰は、長年にわたる技術革新と音楽文化への貢献が評価された結果であり、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今後もヤマハは、音楽と技術の融合を追求し、より豊かな音楽体験を提供するために努力してまいります。

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