Apple Music、「DJ with Apple Music」導入 主要DJソフト・ハードを統合

Apple Musicは、新機能「DJ with Apple Music」を導入した。主要なDJソフトウエアおよびハードウエア・プラットフォームが統合され、1億曲以上のカタログに直接アクセスしてミックスできるようになった。
AlphaTheta、Serato、Engine DJ、Denon DJ、Numark、RANE DJ、Algoriddimのdjay Proに対応。新設された専用ページでは、DJ向けの編集プレイリストやプラットフォーム・パートナーごとのキュレーターページ、練習に使えるミックスやサンプルプレイリストを紹介している。
Spotifyが年内導入を目指しているとされる高価格帯プラン「Music Pro」には、何らかの形で楽曲をミックスしたりリミックスしたりする機能が含まれるとみられている。同社はMusic Proへのアクセス料としてプレミアム会員に月額最大5.99ドル(約900円)を追加請求する方針だと報じられており、Apple Musicが追加料金なしでDJ向け機能を提供することがSpotifyの計画を弱体化させるかもしれない。
同様の動きは過去にもあり、Apple Musicは2021年、有料契約者に追加料金なしでロスレス(高音質)オーディオを導入。その直後、Spotifyは同様のサービスを高価格帯プランで提供する計画を打ち出していた。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「Apple MusicがDJミックス機能導入。Spotifyが今年から高価格帯プランを始めるがその目玉が高音質、DJ機能、先行チケットだったが、Appleは通常プランで既に高音質を導入済み、そして今回DJ機能を追加、さらにライブネーションと先行チケットの交渉中と報道されており、このままだとSpotify Music ProはことごとくAppleに先手を取られることになる。Spotifyがどのように対応してくるか、そしてApple Musicは高価格帯プランを別のかたちで始めるつもりがあるのか注目したい。音楽産業としては高価格帯プランが用意できるか如何が、先進国で成長の止まったサブスクの今後を決めるところがある」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
関連リンク
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