エスエム・エンタ主要株主のカカオ、スーパーファン・プラットフォーム「Berriz」稼働 HYBEのWeverseに対抗

韓国のエスエム・エンタテインメントの主要株主であるカカオエンターテインメントは3月25日、スーパーファン・プラットフォーム「Berriz(ベリーズ)」を正式稼働したと発表した。同市場の支配的地位にあるHYBEの「Weverse」に挑む。
Berrizについては「韓国文化のファン・プラットフォームとして、アーティストやクリエイターだけでなく、ドラマ、映画、ウェブトゥーン、ミュージカルなどを愛する人たちを結びつける」と説明。知的財産(IP)ホルダーやファンが希望に応じてデザインやサービスを選択できる、ファンフレンドリーなモジュール型プラットフォームで、各IPに特化したサービスはもちろん、AIや商取引、ライブストリーミングを取り入れることで、IPに合わせた多様なコミュニティーを提供するとしている。
カカオエンターテインメントは、親会社のカカオと合わせて、SMエンターテインメント株40.28%を保有。両社は韓国最大級の音楽配信サービスMelOn(メロン)のほか、スターシップやイダム、アンテナ、ISTなど複数のK-POPレーベル、タレント事務所、ドラマ・映画制作スタジオも所有している。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「韓国で日本におけるLINEに相当するカカオがスーパーファンプラットフォームBerriz(ベリーズ)を稼働。カカオは、K-POPでHYBEと並ぶエスエム・エンタテインメントの主要株主であり、ライバルHYBEがスーパーファンプラットフォームWeverseで世界的成功をおさめたことに触発されたのだろう。6年遅れで、ちょっと遅い印象もあるが、おそらくスーパーファンプラットフォームはそろそろ次の段階へ行くという意味では良いタイミングかもしれない。これまで主力だった、熱狂的なファンのいるアイドル的なアーティストから対象を広げていくため、変化を経験することになるだろう」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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