ラッキリ遂に1位へ、注目のthe engyがリリース目前で2位【エアモニ】
今週、2019年10月30日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2019年10月21日~10月27日プランテック調べ)では、Lucky Kilimanjaro「FRESH」がついに1位を獲得した。
10月2日リリースEP「FRESH」からの同表題曲は、9月9日~9月15日チャートで79位に初登場後、71位、30位、2位、4位、3位、1位と推移。10月度のパワープレイへ多数選出されていることも受け長期オンエアを獲得し、7週目で念願の首位となった。ちなみに同EPからは、4月22日~4月28日チャートに初登場後、計11週インした「風になる」をはじめ収録曲5曲全てがチャートイン(うち4曲はシングル曲)。およそ半年にわたり今回のEP曲がオンエアされ、最後に表題曲「FRESH」で最高位を獲得するに至った。
2位はthe engy「Sick enough to dance」が先週6位から上昇しTOP3入りを果たした。多彩なトラックメイクとロックサウンドに、ハスキーヴォイスによる英詩をのせる彼ら。その洋楽ライクな楽曲はFMとの相性も良く、FM NORTH WAVE、α-STATION、Kiss FM、Date fm、e-radioなど、地方局を中心に複数パワープレイに選出。収録されるメジャー1stミニ・アルバム「Talking about a Talk」のリリースを翌週に控えた今週、さらにオンエアが増加した。次週1位獲得なるか期待したい。
3位は星野 源「Same Thing(feat. Superorganism)」が先週2位からのワンランクダウン。リリース週を経過し、またノンパワープレイながら変らず全国区での大量オンエアはさすが。多国籍メンバーを擁するSuperorganismと共作した新境地サウンドながら、今回の曲も広く愛されているようだ。リクエストも多く集まっている。
世界の流行取り入れたモダンサウンドとJ-POP特有のキャッチーなロックが入り交じる
今週のTOP10では、海外のトレンドを取り入れたモダンな楽曲が台頭するなか、J-POPらしいシンプルかつキャッチーなメロディーのロックソングがそれを迎撃する構図となった。
前述の上位3曲は全て、世界の最先端を積極的に取り入れたサウンドが印象的なもの。海外のミュージシャンやエンジニアも起用しつつ制作した1stアルバム「Rocket Science」を10月30日にリリースするDedachiKentaの「Life Line」などもそれを象徴する楽曲だ。
それに対等するのが、軽やかなリズムとポップなメロディーに甘酸っぱい歌詞がのるSHISHAMO「君の隣にいたいから」や、魂に訴えかけるWANIMAらしいメッセージソング「りんどう」だ。日本人ならではのメロディー・センスと共感を呼ぶ歌詞のJロックを貫き、不動の人気を博している。
そして、両者を上手く織り交ぜモダンながらあくまでJ-POPへと昇華したMONO NO AWARE「言葉がなかったら」、MAN WITH A MISSION「Dark Crow」、King Gnu「傘」、[Alexandros]「あまりにも素敵な夜だから」などもチャートイン。これらは若い世代を中心に広く人気のあるアーティスト達と言えるだろう。
ちなみに今週特にリクエストが多かったのは、Official髭男dism「イエスタデイ」、King Gnu「傘」、米津 玄師「馬と鹿」、あいみょん「空の青さを知る人よ」、星野 源「Same Thing」だ。今回のチャートは、世界の音楽トレンドを反映しつつも変わらず人気の王道J-POP路線とリスナーのニーズが混合する、非常にユニークな結果となった。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2019年10月21日~10月27日)
1.FRESH / Lucky Kilimanjaro
2.Sick enough to dance / the engy
3.Same Thing(feat. Superorganism)/ 星野 源
4.言葉がなかったら / MONO NO AWARE
4.君の隣にいたいから / SHISHAMO
6.Dark Crow / MAN WITH A MISSION
7.傘 / King Gnu
8.Life Line / DedachiKenta
9.あまりにも素敵な夜だから / [Alexandros]
10.りんどう / WANIMA
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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