米津玄師「Lemon」は60代も歌う年代を超えたヒット曲に、2019年JOYSOUNDカラオケ年間ランキングを年代別に解説
エクシングは12月18日、「2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキング」とともに、JOYSOUNDが展開するカラオケ・ソーシャルメディア「うたスキ」の会員の歌唱に基づき集計した「2019年年代別カラオケ年間ランキング」を発表した(集計期間:2019年1月1日〜11月30日。12月の1ヶ月分によるランキングへの影響が軽微であるため、速報として発表)。
年間ランキングにおいて、2018年に続き連覇を達成した米津玄師「Lemon」は、どの年代から支持を獲得し栄冠を掴んだのか、昨年から大きく飛躍した今年旬なカラオケ鉄板曲とは、それぞれの年代のカラオケヒット曲を、ランキングから紐解いていく。
10代は、年間ランキング2連覇の米津玄師「Lemon」をおさえ、バルーン「シャルル」が3年連続の1位の栄冠を掴んだ。このほか、みきとP feat.鏡音リン「ロキ」、カンザキイオリ「命に嫌われている」など、昨年に引き続きボカロ楽曲人気が特徴的。また、年間ランキング2位のあいみょん「マリーゴールド」が昨年20位圏外から4位に、年間ランキング9位のOfficial髭男dism「Pretender」が初登場11位にランクインを果たした。
20代は、年間ランキング同様、米津玄師「Lemon」が2年連続1位を獲得。米津玄師の楽曲は全5曲のランクインと昨年に引き続きの人気だ。一方でアニメソングも昨年同様6曲ランクインしており、安定した人気曲が多い中、あいみょんの楽曲がここでも急上昇。3位「マリーゴールド」、20位「君はロックを聴かない」と、高い人気ぶりを見せつけた。
30代も米津玄師「Lemon」が昨年に続き1位を獲得。米津玄師はベスト10に5曲ランクインと、特定の曲に偏らない安定的な支持を獲得しているのがこの年代の特徴。また、年間ランキング5位のFoorin「パプリカ」が6位にランクイン。ほかの年代と比べても上位を獲得していることから、子どもと一緒に歌って楽しんでいる親が多いことが推測される。
40代でも米津玄師「Lemon」が連覇を達成。上位曲が昨年と同傾向と定番化が進むなか、あいみょん「マリーゴールド」が堂々の2位を獲得。これも定番曲になっていくのか、今後も注目だ。7位にランクインしたMISIA「アイノカタチ feat. HIDE(GReeeeN)」は2018年発売ながら、今年GReeeeNがセルフカバーをしたことから注目を集めている1曲。
50代では、米津玄師「Lemon」が堂々2年連続1位を獲得。年代を問わない強さを見せつけている。今年も往年の名曲の人気が衰えないランキングとなったが、その中においても、あいみょん「マリーゴールド」が4位にランクイン。本楽曲は10〜50代の全年代で上位にランクインしており、米津玄師とともに今後、カラオケ定番曲として定着していくことへの期待が高まる。
60代では、欧陽菲菲「雨の御堂筋」が堂々の1位を獲得。昨年の2位から躍進した。その一方で、ここでも米津玄師「Lemon」が2位にランクイン。昨年20位圏外からの大幅なジャンプアップで60代人気も獲得し、まさに世代を超え、今年を象徴する1曲であることを証明した。