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島村楽器店員が選ぶ、洋楽の推しバンド・加入希望バンドが決定

チャート 島村楽器

洋楽ロック・ポップスが最も盛り上がった年代
洋楽ロック・ポップスが最も盛り上がった年代

島村楽器は、同社従業員に対して洋楽ロックバンドに関する調査を実施し、383名(男性225名・女性158名)からの回答をまとめて発表した。

  1. 洋楽のロック・ポップスが、最も盛り上がっていたのは1980年代!
  2. 20〜30代は「楽曲」、40〜50代は「アーティスト(演奏者)」が魅力と回答!
  3. 1960年代〜1970年代編
    圧倒的人気のビートルズに次いで2位はクイーン!映画の影響で若者からの多くの支持獲得!
  4. 「フレディとの共演」「KISSメイク希望」!2位と1.5倍以上の支持で圧倒的1位はビートルズ!
  5. 1980年代〜1990年代編
    当時の音楽体験が影響?40代・50代人気が特に高いバンドが上位!トップはレッド・ホット・チリ・ペッパーズ!
  6. オアシスに加入したい理由「ギャラガー兄弟の喧嘩を止めたい!」という回答も!
  7. 2000年代〜2010年代編
    2000年代にブレイクし30代から多くの支持を集めたバンドが上位!音楽スタイルと人に魅力!
  8. オシャレ、モテそうという意見多数のマルーン5が圧倒的1位!リンキン・パーク チェスター・ベニントンを惜しむ回答も!
  9. 全年代(1960年代から2010年代)
    上位20位中11バンドは1980〜90年代!“最も盛り上がっていた年代「1980年代」”を裏付ける結果に!
  10. 加入したいバンドの総合1位はビートルズ!2位は女性から多くの支持を集めたマルーン5!

 

1. 洋楽のロック・ポップスが、最も盛り上がっていたのは1980年代!

Q.「洋楽のロック・ポップスが、最も盛り上がっていた(盛り上がっている)」と、あなたが思う年代を教えてください。(単一回答)
(全体:n=383、20代:n=141、30代:n=142、40代・50代:n=100)

“洋楽のロック・ポップスが、最も盛り上がっていた”と思う年代を聞いたところ、「1980年代」がトップとなり、次に「1970年代」「1990年代」となった。
「1980年代」が盛り上がっていた理由としては「魅力的なバンド・ミュージシャンが多かった」という意見が多く、他には「MTVの全盛期で音楽が盛り上がっていた」「ロックミュージック自体に勢いがあった」等の意見が寄せられた。
また、40代・50代で「1980年代」の割合が高くなっているのは、リアルタイムで音楽を聞いていた影響が大きいと思われる。
「1970年代」を選んだ人の理由も「魅力的なバンド・ミュージシャンが多かった」という意見が多く、他には「後世に名を残す偉大なロックバンドが多かった」「ザ・ビートルズが解散したが、その影響を受けたアーティストが素晴らしい楽曲を残した」「現在でもよく流れている名曲が多く生まれた」等の意見があった。
「1990年代」は、「オルタナティヴ・ロックやグランジのムーブメントがあった」「ブリットポップが流行した」「ジャンルがクロスオーバーして、新たな音楽やバンドが数多く生まれた」等の意見が寄せられ、ジャンルが多様化し、刺激的な音楽が多かったという感想が多くあった。

 

2. 20〜30代は「楽曲」、40〜50代は「アーティスト(演奏者)」が魅力と回答!

Q. あなたが思う洋楽のロック・ポップスの魅力をお答えください。(複数回答)
(全体:n=383、20代:n=141、30代:n=142、40代・50代:n=100)

洋楽ロック・ポップスの魅力

洋楽ロック・ポップスの魅力

回答者全員にどのような点が洋楽のロック・ポップスの魅力と思うかを聞いたところ、「メロディーが良い」がトップとなった。続いて「演奏技術のレベルが高い」「迫力がある」となっている。世代別にみると20代は「メロディーが良い」が他の年代よりも高くなっている一方で40代・50代は「演奏技術のレベルが高い」「演奏者が魅力的である」「楽器(ギター・ベース・ドラムなど)の音が良い」が他の世代よりも高くなっている。
このように20代は楽曲そのものの評価が高く、40代・50代は、演奏者や楽器に対する評価が高い傾向があります。20代は、リアルタイムでこの年代を経験していないので曲のみの印象になっていると考えられる。一方、40代・50代は実際にリアルタイムで接していることから、演奏者や楽器の魅力を体験していることにより、演奏者や楽器に対する評価が高い結果になったと思われる。

 

1960年代〜1970年代編
3. 圧倒的人気のビートルズに次いで2位はクイーン!映画の影響で若者からの多くの支持獲得!

Q. 1960年代〜1970年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで、あなたが好きなロックバンドをお答えください。(複数回答)
(全体:n=383、20代:n=141、30代:n=142、40代・50代:n=100)

好きなロックバンド(60年代〜70年代)

好きなロックバンド(60年代〜70年代)

1960年代〜1970年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで好きなバンドは、ザ・ビートルズがトップとなり、続いてクイーン、エアロスミスとなった。
ザ・ビートルズは、20世紀を代表するバンドで現在も大きな影響力を持っており、全年代から最も支持されている結果となった。
ザ・ビートルズが好きな理由としては「名曲が多い」「幅広い世代に愛されている」「コード進行が唯一無二」「世界に与えた影響がずば抜けている」「アルバムごとに新たなサウンドを追求し続け、現代に強く影響を与えている」等になった。
2位のクイーンが好きな理由としては「圧倒的な歌唱力と作曲のセンス」「世界観が良い」「フレディの神がかったボーカル」といった意見と共に、「映画を見て好きになった」という意見が多数寄せられた。元々、人気が高かったバンドですが、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の影響も大きいと言えそうだ。

 

4. 「フレディとの共演」「KISSメイク希望」!2位と1.5倍以上の支持で圧倒的1位はビートルズ!

Q. 1960年代〜1970年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで、あなたが加入したいロックバンドをお答えください。(複数回答)
(全体:n=383、20代:n=141、30代:n=142、40代・50代:n=100)

加入したいロックバンド(60年代〜70年代)

加入したいロックバンド(60年代〜70年代)

1960年代〜1970年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで加入したいバンドのトップは、ザ・ビートルズ)、続いてクイーン、3位はキッスとなった。
ビートルズに加入したい理由は「天才に囲まれて、演奏したい!」「メンバーに興味があるから」等。一方、クイーンに加入したい理由は「フレディと一緒に歌いたい」「ギターソロが魅力的」等となり、キッスは「KISSメイクをしてみたい」「最強のロックバンドだから」等となっている。
世代別で見ていると、40代・50代は、他の年代と異なり、ザ・ローリング・ストーンズが高くなっているのは興味深い点だ。加入したい理由は「ロックレジェンドだから」「ギターを弾かずにステージに立ったままでも大丈夫そう」等となっており、40代・50代は楽曲だけではなくバンドの存在感にも魅力を感じているようだ。

 

1980年代〜1990年代編
5. 当時の音楽体験が影響?40代・50代人気が特に高いバンドが上位!トップはレッド・ホット・チリ・ペッパーズ!

Q. 1980年代〜1990年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで、あなたが好きなロックバンドをお答えください。(複数回答)
(全体:n=383、20代:n=141、30代:n=142、40代・50代:n=100)

好きなロックバンド(80年代〜90年代)

好きなロックバンド(80年代〜90年代)

1980年代〜1990年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで好きなバンドは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズがトップ、続いてボン・ジョヴィ、ニルヴァーナとなった。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズが好きな理由としては「グルーブ感が素晴らしい」「全パートが素晴らしい。特にベースのフリー」等、ボン・ジョヴィは「サウンド・メロディが好き」「アメリカンロックの壮大さがある」等、ニルヴァーナは「カート・コバーンがカッコ良い」「90年代以降の音楽、カルチャーなど様々なものに影響を与えた」等になった。
世代別の傾向を見るとボン・ジョヴィ、ヴァン・ヘイレン、ガンズ・アンド・ローゼズ、U2等、80年代にブレイクしたバンドは40代・50代の人気が高いのが特徴となっている。まだ現役で現在も人気が高いバンドだが、40代・50代にとっては当時の音楽体験が影響しているかもしれない。

 

6. オアシスに加入したい理由「ギャラガー兄弟の喧嘩を止めたい!」という回答も!

Q. 1980年代〜1990年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで、あなたが加入したいロックバンドをお答えください。(複数回答)
(全体:n=383、20代:n=141、30代:n=142、40代・50代:n=100)

加入したいロックバンド(80年代〜90年代)

加入したいロックバンド(80年代〜90年代)

1980年代〜1990年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで加入したいバンドの上位は、ボン・ジョヴィ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、グリーン・デイ、オアシスとなった。
ボン・ジョヴィに加入したい理由としては「“リヴィン・オン・ア・プレイヤー”を一緒に演奏したい!」「ジョン・ボン・ジョヴィとリッチー・サンボラを身近に感じながら、サイドギターで支えたい」等、レッド・ホット・チリ・ペッパーズは「フリーと跳ね回りたい」「ベースがカッコ良い」等、ベースパートのフリーと共演したい意見が多数あった。
中でも特に面白い意見としてオアシスを選んだ人のなかには「ギャラガー兄弟の喧嘩を全力で止めたい」といったメンバーの人間関係に興味があるという意見もあった。

 

2000年代〜2010年代編
7. 2000年代にブレイクし30代から多くの支持を集めたバンドが上位!音楽スタイルと人に魅力!

Q. 2000年代〜2010年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで、あなたが好きなロックバンドをお答えください。(複数回答)
(全体:n=383、20代:n=141、30代:n=142、40代・50代:n=100)

好きなロックバンド(00年代〜10年代)

好きなロックバンド(00年代〜10年代)

2000年代〜2010年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで好きなバンドは、マルーン5がトップとなり、次にリンキン・パーク、スリップノットとなった。
マルーン5が好きな理由を見ると、ボーカルパートのアダムの魅力が人気の要因となっているようだ。
「リンキン・パークは「楽曲・ボーカルが素晴らしい」等の意見がある一方、「ミクスチャーの完成形のバンドだと思うから」「ロックにとどまらず他ジャンルの要素を併せ持ち、サウンド作りが革新的」等のミクスチャー・サウンドが評価されているようだ。
スリップノットは「新しいヘヴィロックの形を提示してくれた」「音の重厚感」等、2000年代以降の代表的なヘヴィロックバンドとして評価されているようだ。
世代別に見ると、マルーン5、リンキン・パークとも30代の割合が高い結果でした。各バンドともに2000年代にブレイクしており、ちょうどその時に多感な時期を過ごした影響が大きいと思われる。

 

8. オシャレ、モテそうという意見多数のマルーン5が圧倒的1位!リンキン・パーク チェスター・ベニントンを惜しむ回答も!

Q. 2000年代〜2010年代から活動している(活動していた)洋楽ロックバンドで、あなたが加入したいロックバンドをお答えください。(複数回答)
(全体:n=383、20代:n=141、30代:n=142、40代・50代:n=100)

加入したいロックバンド(00年代〜10年代)

加入したいロックバンド(00年代〜10年代)

加入したいバンドは、前問の好意度と同じでマルーン5がトップとなり、次にリンキン・パーク、スリップノットとなった。
マルーン5に加入したい理由は「オシャレだから」の意見が圧倒的に多く、その他は「楽曲が心地よい」「女性にモテそう」等になった。リンキン・パークは「カッコ良いから」と意見が多い一方、「チェスターと一緒に歌いたい(歌いたかった)」等、故人となったボーカルのチェスター・ベニントンと共演したかったという意見が多く出ました。スリップノットは「ライヴが気持ち良さそう」「マスクを被ってステージで大暴れしたい」等、解放的なステージに憧れている様子が伺えた。
以上、3つの年代区分で好きなバンド・加入したいバンドを見てきたが、1960年代から2010年代全ての年代を合わせた結果は以下の通り。

 

全年代(1960年代から2010年代)
9. 上位20位中11バンドは1980〜90年代!“最も盛り上がっていた年代「1980年代」”を裏付ける結果に!

Q. あなたが好きな洋楽ロックバンドをお答えください。(複数回答)
(全体:n=383)

好きなロックバンド(全年代)

好きなロックバンド(全年代)

1960年代から2010年代の全年代で好きなバンドのトップはザ・ビートルズという結果になった。続いてクイーンとなっている。この2つのバンドは若い世代にも支持されているバンドなので、今後も人気は続くと考えられる。
次に、1980年代〜1990年代でトップだったレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、4位に2000年代〜2010年代でトップのマルーン5がランクインした。
上位20位の傾向を見てみると、1位、2位はザ・ビートルズ、クイーンと1960年代〜1970年代のバンドになっているが、3位以下に1980年代〜1990年代のバンドが11バンド入っており、“洋楽のロック・ポップスが、最も盛り上がっていた”と評価されたのが「1980年代」という事を裏付ける結果になっている。

Q. あなたが好きな洋楽ロックバンドをお答えください。(複数回答)
(全体:n=383、男性:n=225、女性:n=158)

好きなロックバンド男女別(全年代)

好きなロックバンド男女別(全年代)

男女別で見てみると、男女ともに1位はザ・ビートルズだが、2位以降は大きく異なっている。男性はレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、エアロスミス等の男性的なバンドが上位となっているが、女性はクイーン、マルーン5等の中性的な魅力を持つバンドが上位となっている。
特にマルーン5は、米誌「People」で「最もセクシーな男」に選ばれたことがあるボーカルのアダム・レヴィーンの影響か、音楽面だけでなく男性としての魅力で女性の支持を多く集めたと言えそうだ。

 

10. 加入したいバンドの総合1位はビートルズ!2位は女性から多くの支持を集めたマルーン5!

Q. あなたが加入したいロックバンドをお答えください。(複数回答)
(全体:n=383)

加入したいロックバンド(全年代)

加入したいロックバンド(全年代)

1960年代から2010年代の全年代で加入したいバンドのトップはザ・ビートルズ、2位はマルーン5となった。マルーン5は女性層(主に20代・30代)からの強い支持があるためだと考えられる。
3位のボン・ジョヴィは40代・50代の強い人気、4位のクイーンは、全世代を通して比較的高い支持を集めたため、このような結果になったと思われる。

 

調査概要

・対象 :島村楽器株式会社従業員(アルバイト含む)
 20代〜50代 383名(男性225名、女性158名)
 (20代141名、30代142名、40代・50代100名)
・調査時期:2019年11月
・調査手法:インターネット調査(島村楽器調べ)

今回の調査結果について

洋楽のロック・ポップスが最も盛り上がっていたと思う年代を聞いたところ、全ての世代で「1980年代」がトップとなりました。リアルタイムで経験した40代・50代はもちろん、それに続いて20代から多く支持されるなど、今なお色あせない音楽の宝庫の時代だったと考えられます。
好きなバンドのトップは年齢・性別問わず「The Beatles」が選ばれました。「20世紀の音楽に多大な影響を与えた」「各メンバーが天才だった」という意見があり、ロック・ポップスを越えた格別な存在だと捉えられているようです。次いで人気が高かった「Queen」は、映画『ボヘミアン・ラプソディ』が影響しているという意見も見受けられました。
加入したいバンドのトップは「The Beatles」、続いて「Maroon5」となりました。「Maroon5」は特に女性に人気が高く、ボーカルの「最もセクシーな男」アダム・レヴィーンが人気の結果に反映されているようです。

調査対象のバンド

今回の調査では、年代を「1960年代〜1970年代」「1980年代〜1990年代」「2000年代〜2010年代」の3つに区分し、以下を参考にして日本における洋楽史上で重要だと考えられるロックバンドを選定しました。

・米国ローリングストーン誌「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」
「Rolling Stone’s 100 Greatest Artists」
https://www.rollingstone.com/music/music-lists/100-greatest-artists-147446/
・ビルボード年間チャートインアーティスト
・サマーソニックヘッドライナー(主に2000年代以降のバンド)

※ロック的な要素が強いエレクトロニック・ミュージック・グループも一部、含んでいます。

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