イエモンがデジタルSgで圧勝、河内REDSが2位へ上昇、注目の竹内アンナが発売前週に3曲チャートイン【エアモニ】
2020年3月18日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2020年3月9日~2020年3月15日プランテック調べ)では、THE YELLOW MONKEY「未来はみないで」が1位を獲得した。
2016年1月の再集結時の第1弾楽曲に予定されながらこれまで発表されず、昨年12月28日の結成30周年の日にファンクラブ会員へギフトとして贈られたものの、ファンの後押しで3月13日にデジタルリリースされた同曲。2月10日~16日チャートで32位に初登場すると先週までに19位→24位→38位と推移し、リリースを迎えた今週、頂点まで上り詰めた。
“ファンに大切にされる曲”だけありラジオリスナーからの支持も厚く、リクエスト数は今週3番目に多かった。一方、ステーション側からの推しも強く、調査対象97%となる放送局での全国的なオンエアにより、2位とおよそWスコアの差をつける大量オンエアを獲得。FM/AM別の両チャートを制しての圧勝となった。やはり、永く愛されるアーティストはラジオでも強い。
2位は河内REDS「時計じかけのオレたち」が先週3位から上昇した。大阪発ロックバンドによる3月25日リリースのメジャー初フルアルバム表題曲。地元・関西地区を中心に広く多数局でパワープレイに選ばれており、まだまだパワープレイによる局地的なオンエア中心ではあるものの少しずつ広がりを見せている点は特筆すべきだろう。リリースに向けどこまで広がるか注目したい。
3位はレディー・ガガ「ステューピッド・ラヴ」が先週1位からのダウン。パワープレイへの選出がないながらも引き続き全国区でオンエアされ、調査対象となる全FM局でのオンエアはさすが。“原点回帰”なダンス・ポップ作と言われる4月20日リリースのニューアルバム「クロマティカ」より、他収録曲の解禁も待ち遠しいところだ。
“桑田佳祐のお家(うち)でRADIO”、オンエアに向け応援ソングが再浮上
全国の民放ラジオ101局で3月20日より順次放送される特別番組「WE LOVE RADIO, WE LOVE MUSIC 桑田佳祐のお家(うち)でRADIO ~こんな時こそラジオでSMILE!~ supported by SUUMO」。同放送を翌週に控え、桑田佳祐による民放共同企画“一緒にやろう”応援ソング「SMILE~晴れ渡る空のように~」が4位に再浮上した。
1月25日放送の番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(JFN系列)でラジオ初オンエア後、1月27日~2月2日チャートで3位に初登場した同曲。FM/AM問わず全国広範囲でオンエアが再び増え始めており、番組放送日を迎える次週、さらなる増加が予想される。同番組では当初、東北でのライブイベントを放送する予定だったが、新型コロナウイルスの影響でライブを中止。桑田がテレワークでラジオ番組を届け、生歌も披露する予定だそうだ。
注目の新鋭SSW、竹内アンナのアルバム「MATOUSIC」より3曲チャートイン
米ロサンゼルス生まれで京都在住、2018年には【SXSW】に弱冠19歳で出演するなど話題のシンガーソングライター。ソロも含めアコースティック・ギターを巧みに操りながら、洗練されたサウンドの多彩な楽曲を生む彼女だが、3月18日にリリースするアルバム「MATOUSIC」から3曲が同時チャートインを果たした。
先行配信されていた「I My Me Myself」(先週27位→今週12位)はキャッチーなメロが印象的な曲。それぞれ41位、196位に初登場した「RIDE ON WEEKEND」「SUNKISSed GIRL」は、シティポップな雰囲気も持つさわやかな一曲。いずれも洗練された歌唱と共に自身によるアコースティック・ギター・ソロもフィーチャーしており、所謂“女性SSW”のイメージと一線を画すユニークなスタイルを持っている。今年躍進が期待されるアーティストの一人であり、リリース週を迎えゲスト出演も多数予定する次週の動向も楽しみだ。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2020年3月9日~2020年3月15日)
1位「未来はみないで」THE YELLOW MONKEY
2位「時計じかけのオレたち」河内REDS
3位「ステューピッド・ラヴ」レディー・ガガ
4位「SMILE~晴れ渡る空のように~」桑田 佳祐
5位「Shekebon!」ビッケブランカ
5位「Good Morning~ブルー・デイジー feat.aiko」東京スカパラダイスオーケストラ
7位「Birthday」Mr.Children
7位「I LOVE…」Official髭男dism
7位「モダン・ロンリネス」ラウヴ
10位「アイスクリーム」Rude-α
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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