河内REDS遂に1位、NEXTブレイクのiriが長期露出で2位、桜ソングがリクエスト多数で乱れ咲き【エアモニ】
2020年4月1日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2020年3月23日~2020年3月29日プランテック調べ)では、河内REDS「時計じかけのオレたち」が1位を獲得した。
3月25日リリースのメジャー初フルアルバム表題曲の同曲。2月24日~3月1日チャートで149位に初登場以降、多数局で3月度のパワープレイに選出されると5週にわたり大量オンエアをキープ。遂に1位獲得となった。リクエスト数は少し伸び悩むものの、リリース週ともあってAM局をはじめ今週はオンエアされた放送局が広がっている点は特筆すべきだろう。今後の動向にも注目したい。
2位はiri「Sparkle」が先週4位から上昇した。こちらも同タイトルのアルバム「Sparkle」(3月25日発売)のリリース週とあって大量オンエアを保持した形だが、FM中心に全国広い範囲のステーションでオンエアがみられたのが印象的。132位に同時チャートインしている「Coaster」をはじめ、「Clear color」や「24-25」など、他収録曲の多数オンエアも確認できている。
なお、1月発売のシングル「24-25」は、昨年12月16日~22日チャートで初登場以降、10週連続チャートイン。その後、2月17日~23日チャートからは「Sparkle」にオンエアを受け継いでいることから、計14週にわたりiriの楽曲が連続して大量オンエアされたことになる。このロングスパンでの露出が功を奏し、セールスの方も好調の様子。複数曲をリレーしながらアルバム発売を訴求していった成果が表れた。今作にてネクストブレイク・アーティストとして広く認知されたことだろう。
3位はレディー・ガガ「ステューピッド・ラヴ」が先週5位から再浮上した。2月24日~3月1日チャートで87位に初登場すると、その翌週に1位を獲得。その後、パワープレイの選出はないながら大量オンエアをキープし続け、今週再びTOP3入りした。4月10日に世界同時リリースを予定していたニューアルバム「クロマティカ」の延期が発表されており、他新曲のオンエアも現時点ではみられない。一連の状況が落ち着き、原点回帰とされる同アルバムを聴かれる日が一刻も早く訪れることを願いたい。
新旧さくらソングが満開、往年の名曲達には多数リクエスト集まる
新型コロナウイルスの影響により各地でお花見が自粛されるなか、桜が今週のチャート上に咲き乱れた。最上位15位に入ったのは三重県出身のSSW、野田愛実による「サクラヒラリ」(17位→15位)。往年の“さくらソング”に共通する哀愁をほんのり漂わせた新曲で、前向きな歌詞が今の世情に響く佳曲だ。
また、往年の名曲ではケツメイシ「さくら」(78位→19位)、森山直太朗「さくら」(40位→25位)が、さくらソングでは同着のリクエスト最多となった。この他、福山雅治「桜坂」(92位→27位)、YUI「CHE.R.RY」(72位→37位)、aiko「桜の時」(37位→46位)、星野源「桜の森」(131位→55位)、宇多田ヒカル「SAKURAドロップス」(187位→74位)、いきものがかり「SAKURA」(113位→78位)、和楽器バンド「千本桜」(-位→78位)、アンジェラ・アキ「サクラ色」(131位→97位)などが上位入りしている。
なお、歌詞的にも楽曲的にもストレートなソレとは異なるが、ゆず「花咲ク街」(30位→41位)は来年以降も新たな“さくらソング”として愛されるかもしれない。今年は自宅のラジオで桜を堪能したリスナーも多かったことだろう。来年は桜の木下で気兼ねなく楽しみたいものだ。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2020年3月23日~2020年3月29日)
1位「時計じかけのオレたち」河内REDS
2位「Sparkle」iri
3位「ステューピッド・ラヴ」レディー・ガガ
4位「Your Love」SIRUP
5位「Good Morning~ブルー・デイジー feat.aiko」東京スカパラダイスオーケストラ
6位「I LOVE…」Official髭男dism
7位「モダン・ロンリネス」ラウヴ
8位「春を待って」WANIMA
9位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
9位「ストップ・ディス・フレイム」セレステ
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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