ヨルシカ首位へ、ストーンズ/The 1975/クイーンほか洋楽躍進＆チャリティ曲が多数登場【エアモニ】

2020年5月7日 11:28

2020年5月6日発表のラジオ・オンエアチャート（集計期間：2020年4月27日～2020年5月3日プランテック調べ）では、ヨルシカ「花に亡霊」が1位を獲得した。

6月5日公開のアニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』主題歌となる同曲。4月22日配信リリースに向けて14日のJFN系「SCHOOL OF LOCK!」で初オンエア後、同週18位にチャートデビュー。先週3位まで急上昇すると、今週、全国広い範囲でのオンエア獲得によりFM/AM別の両チャートでも1位の完勝となった。映画公開までロングスパンでの露出により、楽曲への更なる注目も期待できそうだ。

2位はひかりのなかに「ナイトライダー」が先週1位からのダウン。複数局が4月度のパワープレイに選出したことにより、今週も安定して大量オンエアを確保したかっこうだ。

3位はOfficial髭男dism「パラボラ」が先週2位からのダウン。4月10日配信リリースでパワープレイへの選出はないものの、未だリクエストが最多である点、また9割近いステーションでオンエアされている点はさすが。同曲も長く愛されそうだ。

ストーンズ/The 1975/クイーンほか洋楽勢が躍進、チャリティ曲も多数登場

今週はTOP10内にザ・ローリング・ストーンズ「リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン」（14位→5位）、The 1975「イフ・ユーア・トゥー・シャイ（レット・ミー・ノウ）」（120位→6位）がランクインした他、新旧ビッグアーティストによる新曲・話題曲、およびチャリティ関連曲の急伸が目立った。

ドージャ・キャット「セイ・ソー」（44位→16位）は、TikTokで話題となり世界的ヒットを記録している曲で、ニッキー・ミナージュをfeat.したリミックスバージョンが5月1日に配信リリース。オアシス「ドント・ストップ…」（－位→32位）は、再結成が期待されるなかノエル・ギャラガーがロックダウン中の自宅で発掘したデモ音源だ。

そして以下は全て、新型コロナウイルスの影響によるチャリティ関連曲となる。

アーティスツキャン「リーン・オン・ミー」（－位→14位）は、ジャスティン・ビーバーやアヴリル・ラヴィーンらカナダ出身アーティストが集結した、同国赤十字社COVID-19関連の救援活動のためのチャリティ曲。ビル・ウィザースのカバー。

クイーン＋アダム・ランバート「ユー・アー・ザ・チャンピオンズ」（－位→20位）は、「伝説のチャンピオン（We Are The Champions）」のロックダウン・ヴァージョンとして5月1日に緊急リリース。収益はWHOのための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金に寄付される。

アリシア・キーズ「グッド・ジョブ」（200位→24位）は、年内発売予定のアルバム「アリシア」から4月23日に配信リリースされた曲。米CNNの新型コロナウイルス支援番組にて“最前線で働き続けるヒーローたち”の働きを称えるパフォーマンスが話題。

アヴリル・ラヴィーン「ウィー・アー・ウォリアーズ」（－位→26位）は、最新アルバム「ヘッド・アバーヴ・ウォーター」収録曲を再録したチャリティ・シングルで、売り上げの一部で世界的な保健機関を通じ各国のCOVID-19救援活動を支援する。

ライヴ・ラウンジ・オールスターズ「タイムズ・ライク・ジーズ」（－位→33位）は、英BBCが音頭を取った新型コロナ対策チャリティ・シングル。原曲アーティストとなるフー・ファイターズをはじめ、コールドプレイのクリス・マーティン、デュア・リパ、エリー・ゴールディングらが参加。

新型コロナウイルスの影響により、ロックダウン下にいる海外アーティスト達が自宅から活発な動きを見せるなか、各ラジオ局もこれを積極的に紹介することで支援している。日本でも大きなチャリティ・プロジェクトが動き出すのか、期待したいところだ。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2020年4月27日～2020年5月3日）

1位「花に亡霊」ヨルシカ
2位「ナイトライダー」ひかりのなかに
3位「パラボラ」Official髭男dism
4位「裸の心」あいみょん
5位「リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン」ザ・ローリング・ストーンズ
6位「イフ・ユーア・トゥー・シャイ（レット・ミー・ノウ）」The 1975
7位「Dream In Drive」THE ORAL CIGARETTES
8位「優しさ」藤井風
9位「12cm」all at once
9位「矜羯羅がる」yonawo