ガガV2＆同時5曲イン、宇多田CM曲が急上昇2位、SUPER BEAVER大量パワープレイで3位、話題の新鋭勢が急伸【エアモニ】

2020年6月10日 17:18

2020年6月10日発表のラジオ・オンエアチャート（集計期間：2020年6月1日～2020年6月7日プランテック調べ）では、レディー・ガガ「レイン・オン・ミー（with アリアナ・グランデ）」が先週に続いて1位を獲得した。

5月29日にリリースされたアルバム「クロマティカ」からの同曲。リリース週を迎えた先週からオンエア数は下がるも、パワープレイ選出がないながら変わらず大量オンエアをキープしつつ、関東エリアにおいてはAM各局でのオンエアも目立った。洋楽では断トツでリクエスト最多であることもさすがだ。

なお、アルバムからはこの他、「サワー・キャンディー with BLACKPINK」（－位→30位）、「ステューピッド・ラヴ」（35位→36位）、「サイン・フロム・アバヴ with エルトン・ジョン」（－位→53位）、「フリー・ウーマン」（－位→99位）が同時チャートインしている。

2位は宇多田ヒカル「誰にも言わない」が先週23位から浮上した。今週31位に同時チャートインしているドラマ「美食探偵明智五郎」の主題歌「Time」が先週まで上位だったものの、新たな新曲の解禁およびリリースと同時にオンエアが増え、大きく上昇した。本人出演の“サントリー天然水”CMソングとして4月からTV放映が続いているだけに、既に耳なじみのリスナーも多かったことだろう。今週最多となるリクエストが集まった。

3位はSUPER BEAVER「ひとりで生きていたならば」が先週175位から大きくジャンプアップした。6月10日リリースのニューシングルからの同曲は、地方エリアを中心に多数局でパワープレイに選出されての大量オンエア獲得となった。

メジャーレーベルと再契約してのリリースとなる今回の両A面シングル。今週51位に再登場した同収録の「ハイライト」について、4日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」出演時には“人生のハイライトになる瞬間をこれからもっと作って行きたい”との思いを込めたと説明。また、「ひとりで生きていたならば」については“メジャーをドロップした時の悔しさを終わらせたくないし、周りの人達の気持ちもそのままにしたくない”との思いをもとに、“生きていくことは一人じゃ完結しない、誰かがいてこその人生”との想いを胸に歌ったと熱弁した。楽曲とともにリスナーの心に刺さったことだろう。

さなり、空音、WONK、YOASOBI、瑛人…新鋭アーティスト勢が続々

新譜のリリース数が平常に戻りつつあるなか、今週のチャートでは新鋭アーティスト達による新曲の急伸が目立った。

弱冠17歳のラップアーティスト、さなり初となるシングルより、FODドラマ「いとしのニーナ」主題歌の「Hero」がリリース週を迎えて47位から4位へ上昇した。また、こちらも19歳のラッパー、空音が6月24日にリリースするアルバム「19FACT」より、「Fight me feat. yonkey」が先週175位から6位へ急上昇。FM802、cross fm、FM NORTH WAVEでパワープレイに選出され、ほぼ同3局での局地的な大量オンエアとなった。

エクスペリメンタル・ソウルバンド、WONKが6月17日にリリースするアルバム「EYES」から「Rollin’」が先週33位から8位へ浮上。FMフレンドリーな良質サウンドもあってか、広いステーションでのオンエアを積み上げ堂々TOP10入りだ。

なお、TOP10外でも、海蔵亮太「素敵な人よ」（77位→11位）、go!go!vanillas「アメイジングレース」（95位→13位）が躍進。また、YOASOBI「夜に駆ける」（50位→13位）、オーヴァーストリート「サマータイム」（－位→15位）、瑛人「香水」（30位→19位）といった各所で話題のアーティスト達がそれに続いている。今週は新鋭勢が台頭するチャートとなった。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2020年6月1日～2020年6月7日）

1位「レイン・オン・ミー（with アリアナ・グランデ）」レディー・ガガ
2位「誰にも言わない」宇多田ヒカル
3位「ひとりで生きていたならば」SUPER BEAVER
4位「Hero」さなり
5位「妄想サマー」SHISHAMO
6位「Fight me feat. yonkey」空音
7位「アボイドノート」Mrs.GREEN APPLE
8位「イフ・ユーア・トゥー・シャイ（レット・ミー・ノウ）」The 1975
9位「Rollin’」WONK
10位「セイ・ソー feat. ニッキー・ミナージュ」ドージャ・キャット