ケイティ・ペリーが首位、あいみょん新曲3位に急進、例年以上のリクエスト数“夏の終わり曲”が寂しく響く【エアモニ】
2020年9月2日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2020年8月24日~2020年8月30日プランテック調べ)では、ケイティ・ペリー「スマイル」が1位を獲得した。
8月28日リリースのニューアルバム「スマイル」からの同曲。前配信シングル「デイジーズ」のおよそ1か月半にわたる長期チャートインを受け継ぎ、7月6日~12日付チャートにて82位デビューすると、翌週から大量オンエアを獲得し続け7週にわたりTOP10をキープ。俳優オーランド・ブルームとの間の第一子誕生(名前は“デイジー”)の報告も相まって、リリース週を迎え更にオンエアが急伸し、前週7位から一気に頂点へと上り詰めた。全国的にAM局でのオンエアは皆無であり、FMに完全フォーカスしているのが印象的だ。
2位はAttractions「Last Magic」が先週1位からのダウン。メジャー1stアルバム「POST PULP」からのリードトラックで、多数ステーションでのパワープレイ獲得により今週も大量オンエアをキープした。アルバムリリース週を迎えた今週、オンエア総数は微増し、放送局も広がったものの、各局でまとまったオンエアが積み上げられれば尚良といったところだろう。サウンド的にも更に洋楽に強いステーションへ広がることも期待したい。
3位はあいみょん「朝陽」が先週48位から大きく上昇した。8月21日の配信リリースと同時に音源解禁された同曲は、実質的な“初週”を迎えオンエアが急増。新曲に限ったところでのリクエスト数は今週ズバ抜けて最多で(後述の季節ソングが総合では最多)、またその物語との親和性も高い人気ドラマ「私の家政夫ナギサさん」主題歌「裸の心」(67位→48位)や、夏ソングの名曲入りした「マリーゴールド」(119位→74位)といった曲もあわせて再浮上するなど、根強い人気がオンエアにも反映されている。9月9日リリースのニューアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」より更なる楽曲解禁も楽しみだ。
“夏の終わり”嘆くリスナー殺到…、いつになくリクエスト多く寂しげに響く名曲達
8月の最終週となった今週は、夏の終わりソングのオンエアがこぞって急伸した。最上位19位にはその名も森山直太朗「夏の終わり」が圏外から急浮上。続いてオンエアが多かったのは井上陽水&安全地帯「夏の終りのハーモニー」(-位→20位)で、こちらは今週最多となるリクエストが集まった。
また、山下達郎「さよなら夏の日」(-位→24位)、ZONE「secret base~君がくれたもの~」(158位→29位)、井上陽水「少年時代」(103位→29位)、Mr.Children「君がいた夏」(-位→41位)、ケツメイシ「夏の思い出」(158位→41位)、稲垣潤一「夏のクラクション」(192位→54位)が後続しているが、これらにも総じて例年以上に多くのリクエストが寄せられる、もしくはパーソナリティがリスナーの意向を反映させる傾向にあった。
今年は海水浴、花火、帰省…といった恒例イベントが制限され、大多数の人々がいつも通りに夏を満喫できなかったことだろう。夏の終わりソングの数々がいつにも増して切なく響く週であった。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2020年8月24日~2020年8月30日)
1位「スマイル」ケイティ・ペリー
2位「Last Magic」Attractions
3位「朝陽」あいみょん
4位「Disco(Bad dance doesn’t matter)」chelmico
5位「HAPPY SONG」kobore
6位「感電」米津玄師
7位「天神」yonawo
8位「HELLO」Official髭男dism
9位「Dynamite」BTS(防弾少年団)
10位「Time Warp」Perfume
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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