あいみょん首位、BTS遂に2位、YOASOBI新曲OAがストリーミングに影響か、ラストラムが送るBBHFに期待【エアモニ】
2020年9月16日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2020年9月7日〜2020年9月13日プランテック調べ)では、あいみょん「朝陽」が1位を獲得した。
ニューアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」の発売週を迎え、同収録の「朝陽」のオンエアはさらに増加し、先週3位から上昇。リクエストも今週最多数を集めた。特筆すべきは全12曲収録のアルバムから10曲が今週のTOP200圏内にチャートインしていることだが、他にも2018年の「マリーゴールド」(-位→102位)、2017年の「愛を伝えたいだとか」(-位→191位)といった過去の代表曲も急伸。関連曲が12曲同時チャートインする偉業を成し、その人気を裏付けた。各局での多数コメント出演もリスナーを喜ばせたことだろう。
2位はBTS「Dynamite」が先週4位からさらに浮上した。デジタル配信と共に8月21日に解禁されると同週8月17日〜23日チャートで94位に初登場。以降、週を追うごとにオンエアは増え続け、韓国アーティスト初の全米Billboardソングチャート“HOT100”No.1が大きく報じられると、その勢いは更に加速。今週は調査対象となるFM全局でのオンエアが確認された。全編英語詞でサウンドもグローバルスタンダードな同曲が、洋楽離れする今の日本のリスナーにどんな影響を及ぼすかにも注目だ。
3位は米津玄師「感電」が先週5位から再浮上した。記録尽くしとなったアルバム「STRAY SHEEP」リリースから1か月経つものの、そのインパクトは未だ大きく、回数自体は減っているものの変わらず広範囲にわたり大量オンエアが続いている。あいみょんに次ぐリクエスト数の多さも、同曲の根強い人気ぶりを窺わせる。
YOASOBIの新曲がリリース翌週にオンエア増加、ストリーミング再生推移に影響か
YOASOBIの新曲「群青」(21位→4位)、および大ヒット曲「夜に駆ける」(142位→29位)のオンエアが共に急伸した。「群青」は配信リリースとなった9月1日にオンエア解禁され、先週21位に初登場。同日からはブルボン「アルフォートミニチョコレート」CMソングとしてもテレビ露出を開始し、今もオンエアが続く。
今週はJ-WAVE「SONAR MUSIC」内の“THE FIRST TAKE MUSIC”や、TOKYO FM「JUMP UP MELODIES TOP20 supported by Ginza Sony Park」、Kiss FM「Interviews On!」といった番組で印象的なゲスト出演をしており、これも奏功したのだろうか。リリース週だった先週と同等数のリクエストも集まった。リリース翌週からオンエアが増える傾向にある点は、ストリーミングサービスでの再生推移ともリンクしているのか。今後も興味深く見守りたい。
ラストラムが放つBBHF、新ALからの曲でTOP10入り
ラストラム・ミュージックエンタテインメントに所属する北海道出身の4人組、BBHFの「君はさせてくれる」が先週12位から8位に浮上、TOP10入りを果たした。9月2日リリースのアルバム「BBHF1 -南下する青年-」に収録された同曲は、発売週を迎えた先週にオンエアが急増し12位デビュー。今週さらにオンエアを積み上げた。
2016年に活動終了したGalileo Galileiを母体とする彼らだが、同曲のゆったりとしたシティポップ・サウンドは今時期にもピッタリでラジオとの相性も良いだろう。今後、リクエスト数が増えさらに広がりをみせることを期待したい。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2020年9月7日〜2020年9月13日)
1位「朝陽」あいみょん
2位「Dynamite」BTS
3位「感電」米津 玄師
4位「群青」YOASOBI
4位「裸の心」あいみょん
4位「HEY!」片平 里菜
7位「Time Warp」Perfume
8位「君はさせてくれる」BBHF
8位「僕はロボット」大橋ちっぽけ
10位「きらきらにひかる」いきものがかり
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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