ミスチル新曲1位へ、BTSリクエスト右肩上がりで3位、降幡愛ソロ曲4位で一般訴求なるか【エアモニ】
2020年9月30日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2020年9月21日~2020年9月27日プランテック調べ)では、Mr.Children「turn over?」が1位を獲得した。
9月16日に配信限定でリリースされた同曲。リリース日の解禁にあわせてオンエアはいっせいに広がり、発売翌週ながら月~日の集計タームにより一週間丸々のオンエア数が反映された今週、堂々首位を飾った。主題歌を務めるドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」の盛り上がりも少なからず影響したであろう、リクエスト数も前週を上回り多数寄せられた。
2位はPerfume「Time Warp」が先週1位からのダウン。約2年半ぶりのニューシングルとして9月16日にリリースされた同曲は、音源解禁された8/24~8/30週に10位に初登場以降、“純粋な”大量オンエアが続いている。パワープレイによるオンエアは、今週より始まったbayfmの9月後半の選出分のみ。長期にわたる大量オンエアは、ラジオにおけるアーティスト自身の人気を裏付けると同時にセールスへもしっかり反映されている。
3位はBTS「Dynamite」が先週5位から再び上昇した。オンエア解禁およびリリース週だった8月17日~23日チャートでは94位だったものの、週を追うごとにオンエアは増加。全米No.1の快挙が報じられて以降さらに注目を浴びると共に、リクエスト数は未だ右肩上がりだ。今週はMr.Childrenと並び2番目に多い数を集めた。K-POPファンのみならず、より一般層による支持が広がっていることの証だろう。ロングヒットが期待できそうだ。
Aqoursのメンバー、降幡愛による80’sシティポップ曲が4位に浮上
Aqoursのメンバーとしても活躍する声優・降幡愛が、バンダイナムコアーツとbluesofaによる新レーベル“Purple One Star”第1弾アーティストとして9月23日にデビューミニアルバム「Moonrise」でソロアーティストデビュー。同作から6月に先行配信済みの「CITY」が先週17位から今週4位へと急上昇した。
配信開始当初、オンエアはごく少数だったものの9月に入るとFM FUKUOKA、e-radioでのパワープレイ選出により安定したオンエアを確保。ミニアルバムのリリース週となった今週は、TBSラジオ推薦曲への選出や、ニッポン放送「オールナイトニッポン0(ZERO)」内でのスポットオンエアなどを積み上げる一方、幅広い音楽を紹介する文化放送の長寿番組「走れ!歌謡曲」にゲスト出演などもあり一気にTOP5入りを果たした。
シンセをメインとする音作りの徹底した80年代サウンドは、リアルタイム世代には懐かしく、若い世代には新鮮に響くであろう。降幡自身による歌詞も本物の80’sシティポップ愛が感じられる。FM/AMともに相性が良いサウンドだけに、現在の局地的なオンエアから各局へと広がり、より一般リスナーへも届くことを期待したい。
ヒゲダン、全国AM・FMラジオ局でのキャンペーン開催でリクエスト最多
Official髭男dismが「HELLO EP」リリースを記念し、前週より全国AM・FMラジオ局限定の非売品スペシャルTシャツプレゼントキャンペーンを開催。9月26日には初のオンラインライブを行ったこともあり、EP表題曲「HELLO」のオンエアが再び急伸し先週29位から17位へ再浮上した。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの彼らだけにキャンペーンは盛り上がりをみせ、同曲にも今週最多となるリクエスト数が寄せられている。この他、「Pretender」(146位→93位)、「Stand By You」(-位→108位)、「I LOVE…」(167位→146位)、「パラボラ」(-位→161位)もこぞって上昇。良い曲を多数持つアーティストはラジオに強くリスナーから愛される。相思相愛が奏功した優良なキャンペーンだった。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2020年9月21日~2020年9月27日)
1位「turn over?」Mr.Children
2位「Time Warp」Perfume
3位「Dynamite」BTS
4位「CITY」降幡愛
5位「ホーリー(feat. チャンス・ザ・ラッパー)」ジャスティン・ビーバー
6位「ギガアイシテル」レキシ
7位「AH!」ラブリーサマーちゃん
8位「Maria」Hwa Sa
9位「ドント・ストップ・ザ・ダンス」フィロソフィーのダンス
10位「僕はロボット」大橋ちっぽけ
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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