aikoが1位発進、アリシア・キーズ2位、Snow Man初登場3位、故エディ・ヴァン・ヘイレンを各局&リスナーが哀悼【エアモニ】
2020年10月14日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2020年10月5日~2020年10月11日プランテック調べ)では、aiko「ハニーメモリー」が初登場1位を獲得した。
通算40枚目となる同ニューシングルは、リリースが10月21日とまだ先ながら5日放送のFM802「ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-」でのラジオ解禁を皮切りにいっきに拡散。全国FM/AM調査対象31局中、30のステーションでオンエアを獲得した。
また、早くも新曲では断トツとなる最多数リクエストを集めているのもさすが。双方のニーズを反映しての堂々首位だろう。新たな表情をみせつつも王道路線の切ないラブソングにセールスの方も期待できそうだ。
2位はアリシア・キーズ「ラヴ・ルックス・ベター」が先週12位から上昇した。10月7日に発売となったアルバム「アリシア」収録の同シングル。海外リリースにも先がけ9月上旬よりオンエアが開始されると、9月14日~20日チャートで11位に初登場。以降、順位は上下しつつも安定したオンエアを獲得し続け、日本盤リリース週を迎えさらにオンエアを伸ばした。一部AMも含めオンエア獲得局数も洋楽では多い。圏外から151位へ浮上した「アンダードッグ」など、他収録曲もオンエアを集める注目度でセールスも好調のようだ。
3位はSnow Man「KISSIN’ MY LIPS」が初登場した。今年初めのデビュー作が話題となったジャニーズ所属の彼ら。今作でもパルファン・クリスチャン・ディオール「Dior Addict」Web Movieソングや、セブンネットショッピングCMソングに起用されるなど注目を浴びているが、全編英語詞であることも特筆すべきだろう。グローバルな展開も期待しつつ、BTSと並び一般リスナー層に対する“洋楽訴求”への貢献も期待したい。
故エディ・ヴァン・ヘイレンを各局/リスナーが哀悼、広く及んだ影響力を証明
ロックギターの可能性を革命的に広げたレジェンド、エディ・ヴァン・ヘイレンが現地時間10月6日に亡くなった。有名なライトハンド奏法のみならずそのギターサウンドもロック界に広く影響を及ぼし、多くのギタリストが彼のシグネチャー・ギターやアンプを手にしている。ギターを擁するその後の全音楽ジャンルの進化・発展に大きく寄与したといっても過言ではない存在だった。
それは今週のラジオオンエアにも色濃く表れ、誰もが知るイントロの有名曲「ジャンプ」は圏外から4位に急上昇。今週最多となるリクエストが集まると共にFM/AM合わせて30局(aikoと同数)がオンエアし、その死を悼んだ。
また、ギターソロを提供したマイケル・ジャクソン「今夜はビート・イット」が16位に急浮上した他、自身が率いたヴァン・ヘイレンでは「パナマ」(23位)、「キャント・ストップ・ラビン・ユー」(39位)、「ドリームス」(43位)、「ユー・リアリー・ガット・ミー」(43位)、「イラプション」(81位)、「ホット・フォー・ティーチャー」(81位)、「叶わぬ賭け」(124位)、「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラブ」(130位)と、関連曲が10曲チャートイン。他にも様々な曲がオンエアされた。
デビュー作の幕開けとなるギターソロのインスト曲「イラプション」がチャートインしたのも驚きだが、ハードロックという今やニッチなジャンルの音楽ながら、その影響力は計り知れず広範囲に及ぶことが今週のラジオチャートにも反映されている。音楽史に刻まれるエディ・ヴァン・ヘイレンの功績は、彼が遺した音楽とともに後世に語り継がれるべきだろう。他の偉人達同様、毎年の命日には欠かさず各局パーソナリティにお願いしたい。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2020年10月5日~2020年10月11日)
1位「ハニーメモリー」aiko
2位「ラヴ・ルックス・ベター」アリシア・キーズ
3位「KISSIN’ MY LIPS」Snow Man
4位「Juliet」D.Y.T
5位「ジャンプ」ヴァン・ヘイレン
6位「Dynamite」BTS
7位「アカシア」BUMP OF CHICKEN
8位「アウト・オブ・リーチ」バナナガン
9位「Love Your Love」竹内 アンナ
10位「Lovesick Girls」BLACKPINK
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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