第2回Apple Music Awards、最優秀賞のリル・ベイビーら選出
Appleは本日、第2回Apple Music Awardsの受賞者を発表した。Apple Music Awardsは、2020年の最も優れた、最も活躍したミュージシャン、そして彼らが世界の文化に与えた絶大な影響に対して贈られる。Apple Music Awardsは5つの異なるカテゴリーにおいて音楽に功績を残したミュージシャンをたたえるもの。受賞者はApple Musicのエディトリアルの観点と、世界中のお客様が最も愛する音楽を反映して選ばれる。
AppleのApple MusicおよびBeats担当バイスプレジデント、オリバー・シュッサー氏は「Apple Music Awardsは、才能にあふれたアーティストを評価し賞賛する賞です。これらのアーティストは、世界とAppleのお客様に大きな影響やインスピレーションを与え、この1年、私たちが音楽を通じてつながっていることを実感させてくれました。12月には、様々な音楽の企画をお届けするエキサイティングな1週間を予定しており、アーティストの皆さん、ファンの皆さん一緒にお祝いできることを大変楽しみにしています」述べている。
アーティスト・オブ・ザ・イヤー:リル・ベイビー
2020年、リル・ベイビーはヒップホップ界屈指のスターとなり、再生回数は全世界で数十億回、アルバム「My Turn」収録の複数の楽曲がApple Musicでチャートのトップにランクインしている。深い感動を呼びタイムリーなリリースとなったシングル「The Bigger Picture」によって、彼は若者の生の声を届けるという使命を揺るぎないものにした。Apple MusicのRap Life Liveイベントにおけるこの楽曲のパフォーマンスは、2020年において特に素晴らしい瞬間となった。リル・ベイビーは2017年にミックステープでデビューして以来、その声で人々を魅了してきたが、2020年、彼は紛れもない世界的スターとなった。
リル・ベイビーコメント
今年は自分にとって大きな変化の年でした。今ではアーティストとして、音楽を通じて自分の考えを聞いてもらえるようになったように感じます。そこで、自分から何かを伝える必要がありました。そして、ファンの皆さんも耳を傾けてくれたのです。ファンの皆さんに感謝を伝えたいです。また、ファンとつながる特別な方法を用意してくれたApple Musicにも感謝しています。
ブレイクスルー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー:ミーガン・ジー・スタリオン
シングル2曲が1位を獲得し、期待されるデビューアルバムの発表を控えた、ヒューストン出身のラッパー、ミーガン・ジー・スタリオンが2020年を制覇したと言っても過言ではないだろう。Cardi Bとコラボレーションした「WAP」、そしてBeyoncéとコラボレーションした「Savage」のリミックスは、Apple Musicで、全世界で合計3億を超える再生回数を記録した。Apple Music Up Nextに選ばれたミーガン・ジー・スタリオンにとって、今年は、その存在を広く世に知らせる飛躍の年となった。彼女の活躍はまだ始まったばかりだ。
ミーガン・ジー・スタリオンコメント
ブレイクスルー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれて、とても興奮しています。これは私にとって、非常に大きな功績です。Apple Musicとは、私がUp Nextアーティストに選ばれる前から長くご一緒しています。とにかく感謝していますし、ありがたく思っています。皆さんが愛してくれるのと同じくらい、私もずっと皆さんを愛しています。
ソングライター・オブ・ザ・イヤー:テイラー・スウィフト
テイラー・スウィフトが、音楽界において卓越した、最も評価されたソングライターであることに疑いの余地はない。そして、アルバム「folklore」も例外ではない。COVID-19感染拡大の初期段階において、隔離された環境で制作、レコーディングされた「folklore」は、瞬く間にApple Musicのアルバムチャートで1位となり、リリース日に最も多く再生されたポップアルバムという記録を打ち立てた。恋愛の三角関係、幽霊、トラウマなどが三人称で切なく歌われている「folklore」の歌詞は、まさに最高傑作だ。
テイラー・スウィフトコメント
どの年の、どの作品に対してでも、ソングライター・オブ・ザ・イヤーを受賞するのはとても嬉しいことです。ですが、今年は本当に特別な年でした。曲を書くことが、私とファンの皆さんの絆を保つ唯一の方法でした。これは私にとってとても意味深いことです。私が書いた曲にファンの皆さんが応えてくれて、気持ちを分かち合う、そういったことのおかげで、この1年間、歩み続けることができました。そのことについて、ファンの皆さんには心からお礼を伝えたいと思います。また、Apple Musicの皆さんのご尽力に感謝します。
トップソング・オブ・ザ・イヤー:ロディ・リッチ「The Box」
ロディ・リッチの大ヒット曲、「The Box」は、今年最も人気のシングルで、現在までの全世界のApple Musicでの累計再生回数は4億6千万回を超えている。無数のミームを生み出し、2020年にリリースされた他のどんな曲よりも長く何週にもわたってチャートの首位に君臨し続けた。
トップアルバム・オブ・ザ・イヤー:ロディ・リッチ「Please Excuse Me for Being Antisocial」
「The Box」のヒットに続き、コンプトン出身のラッパーが発表したデビューアルバム、「Please Excuse Me for Being Antisocial」は、リリース以来、全世界のApple Musicでの再生回数が15億回を超えている。
ロディ・リッチコメント
私の初めて電話はiPhoneでした。音楽に携わることで、Appleのようなプラットフォームから栄誉を贈られ、たたえられる立場にたどり着くことができるなんて、素晴らしいことです。Apple Musicには最上級の感謝の言葉しかありません。この賞を獲得したことで、さらに熱心に取り組む意欲がわいています。自分が正しい方向に向かっていて、自分の力で最高のことを成し遂げるためにやるべきことをやっていると確認できました。
Apple Music Awards受賞の記念品は、Appleは音楽作りに不可欠な素晴らしい職人の技を象徴するデザイン。それぞれの記念品は、磨かれた1枚のガラスシートと機械加工され酸化被膜で覆ったアルミニウムボディーとの間にAppleのカスタムシリコンウエハーを配している。何百ものチップにスライスされるまで何か月もかかる製造プロセスの結果は、驚くほど美しく、特別なもの。世界の音楽を皆さまの指先に届けるデバイスを動かすのと同じチップがApple Music Awardsの中心にあるのは象徴的だ。