ニガミ17才がV2、菅田将暉「虹」オンエア1回差で2位、BTSが異例の15週連続チャートインでTOP3返り咲き【エアモニ】
2020年12月2日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2020年11月23日~2020年11月29日プランテック調べ)では、ニガミ17才「オフィシャル・スポンサー」が2週連続1位を獲得した。
11月17日にリリースしたミニアルバム「ニガミ17才o」からの同曲。リリース翌週ながら引き続き多数局でのパワープレイ選出による大量オンエアをキープし、見ごとV2達成となった。オンエアが集中する関西エリアを中心に今週もいくつかの番組にゲスト出演しており、こちらも印象的だった。集まり始めたリクエストの数が今後どのぐらい伸びるか注目だ。
2位は菅田将暉「虹」が先週10位から上昇した。前週末20日に公開された映画『STAND BY ME ドラえもん 2』主題歌となる同曲は、早くも10月12日放送の自身の番組「菅田将暉のオールナイトニッポン」にて初解禁されると、同週64位に初登場。以降、徐々にオンエアは広がっていき映画公開週にTOP10入り、そしてシングルリリース週を迎えた今週さらに急伸。1位とのオンエア差はわずか1回と惜しくも2位となった。
話題曲であり、また長期的なオンエアも奏功しリクエスト数は今週最多。セールスにもしっかりと反映されているようだ。
3位はBTS「Dynamite」が先週7位からさらに再浮上、8週ぶりのTOP3返り咲きとなった。同曲は8月17日~8月23日チャートで94位に初登場すると、週を追うごとに順位を上げ9月28日~10月4日チャートでは1位を獲得。以降も安定したオンエアをキープし続けており、今週で実に15週連続チャートインとなった。
コアファンから毎週、各局へ多くのリクエストが寄せられていると予想され、オンエア獲得に少なからず影響していることだろう。しかし、それにしてもいわゆる“洋楽曲”がAMも含めた全国の局から長期的に支持されるのは異例のこと。今年立て続けに報じられた数々の世界的な記録樹立による話題性も作用してのことと思われる。
そんななか11月20日にリリースされたミニアルバム「BE(Deluxe Edition)」も当然注目され、同作からは今週「Life Goes On」のオンエアも急伸。先週120位から大きく浮上し、TOP10に2曲同時チャートインさせる結果となった。
これまではコアファン中心だった支持層が、ここ日本でもいっきに一般層へと浸透したのだろうか。以前から本解説で触れているが、特に若年層の洋楽離れが進む日本において、世界標準となる彼らの音楽を機に洋楽へ興味を持つ音楽ファンが増えてくれれば、日本の音楽マーケットも広がりを見せることとなる。BTSがその懸け橋を担ってくれることを期待したい。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2020年11月23日~2020年11月29日)
1位「オフィシャル・スポンサー」ニガミ17才
2位「虹」菅田 将暉
3位「Dynamite」BTS
3位「Happiness feat. ハル」Lucky Tapes
5位「mother」マカロニえんぴつ
6位「炎」LiSA
7位「The Moment」Ryohu
8位「片っぽ」eill
9位「Good Luck」Kan Sano
10位「Life Goes On」BTS
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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