Spotify、2020年の海外で最も再生された国内アーティストはLiSA、楽曲は「紅蓮華」 「鬼滅の刃」ブームが世界を席巻
世界で3億2,000万人以上のユーザーが利用するオーディオ ストリーミングサービスSpotifyは、2020年に海外で聴かれた日本の音楽ランキングを発表した(集計期間:2020年1月1日〜11月27日)。
「海外で最も再生された国内アーティスト」では、昨年4位だったLiSAが順位を伸ばし、1位に輝いた。「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」の1位もLiSAの「紅蓮華」で、アニメ「鬼滅の刃」の世界的な人気の高さがうかがえる。「海外で最も再生された国内アーティスト」ランキング常連のRADWIMPSは、映画『君の名は。』や『天気の子』の主題歌がよく聴かれている。
またSpotifyでは、アニメの主題歌だけでなく、サントラ収録曲もプレイリストを通じて世界で広く聴かれていることから、今年配信開始となったスタジオジブリ作品の関連楽曲を多く手がけた久石譲が5位に、「僕のヒーローアカデミア」や「ハイキュー!!」など様々なアニメの楽曲で知られる林ゆうきが6位にランクインした。林ゆうきの楽曲はアメリカで最も再生され、再生回数は日本での約5倍となっている。
最も再生された楽曲では、アニメ関連楽曲がトップ10のうち8曲を占めた。2位にランクインしたTK from 凛として時雨の「unravel」はアニメ「東京喰種トーキョーグール」のオープニングテーマで、同ランキングでは2018年に3位、2019年に2位と、3年連続でTOP3入りを果たしており、Spotify上で再生回数は1億回を突破している。3位、4位にはKANA-BOONの「シルエット」、いきものがかりの「ブルーバード」と、いずれも「NARUTO -ナルト-」関連の楽曲が続いた。7位の「summertime」はTikTokで話題になり、東南アジア各国のSpotifyバイラルチャートにランクインし注目を集め、再生回数を伸ばした。最も再生された国は、アメリカ、インドネシア、フィリピンの順だった。
海外で最も再生された国内アーティスト
1位:LiSA
2位:RADWIMPS
3位:ONE OK ROCK
4位:米津玄師
5位:久石譲
6位:林ゆうき
7位:Aimer
8位:いきものがかり
9位:TK from 凛として時雨
10位:FLOW
海外で最も再生された国内アーティストの楽曲
1位:「紅蓮華」LiSA
2位:「unravel」TK from 凛として時雨
3位:「シルエット」KANA-BOON
4位:「ブルーバード」いきものがかり
5位:「Tokyo Drift(Fast & Furious)- From “The Fast And The Furious: Tokyo Drift” Soundtrack」Teriyaki Boyz
6位:「ピースサイン」米津玄師
7位:「summertime」cinnamons, evening cinema
8位:「crossing field」LISA
9位:「狂乱 Hey Kids!!」THE ORAL CIGARETTES
10位:「Black Catcher」ビッケブランカ
なお、ユーザーが自身の音楽聴取履歴から2020年を振り返ることができる「あなたの2020年まとめ」を12月2日より提供開始している。Spotifyユーザーは、自身が今年最も聴いた楽曲やアーティストをSpotify上および以下特設サイト「あなたの2020年まとめ」で楽しめる。また、今年よく聴いた楽曲を集めた「My Top Song 2020」もプレイリストで確認できる。
Spotifyは「あなたの2020年まとめ」提供開始に合わせ、マカロニえんぴつの「恋人ごっこ」を楽曲に使用した新CM「プレゼント」篇を、12月3日より地上波テレビにて放映している。また、12月19日からは、Spotify Premiumの新CM「キャンプ」篇を放映する。
https://www.youtube.com/watch?v=U9_mrX8o4fk
https://www.youtube.com/watch?v=GSKmk5ZE2co