“2020年を広く読める”年末最後のオンエアチャートに【エアモニ】
2021年1月6日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2020年12月21日~2020年12月27日プランテック調べ)では、サザンオールスターズ「マンピーのG★SPOT」が圏外から一気に1位へ急浮上した。
大晦日の無観客配信ライヴ【サザンオールスターズ ほぼほぼ年越しライブ 2020「Keep Smilin’~皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!~」supported by SOMPOグループ】に向け、メディア横断の「ハッピー“マンピー”クリスマス!!」キャンペーンを実施したサザン。全国的な“嵐を呼ぶマンピーステッカー”の番組プレゼント施策も奏功し、リクエストも多数集めてのダントツ首位となった。
また、「東京VICTORY」が140位に浮上した他、クリスマスウィークという事もあり「クリスマス・ラヴ(涙のあとには白い雪が降る)」が171位、桑田佳祐「白い恋人達」が33位、「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)」が105位と、関連5曲が同時チャートイン。年末を明るく盛り上げた。
2位は瑛人「僕はバカ」が前週3位から上昇した。元旦リリースとなった注目の1stアルバム「すっからかん」からのリード曲とあり、多数局でのパワープレイ選出も後押しとなり大量オンエアをキープ。最高位をひとつあげた。ストリーミングサービスの風雲児は、その歌声通りのキャラも受けて各メディアで大量露出。結果、ファン層を広げCDセールスにも結びついたようだ。
3位はBTS「Dynamite」が先週4位から再び順位を上げ、三度となるTOP3返り咲きを果たした。こちらも次々と話題を追加していく毎にメディア露出が増え、リクエスト数も純増していくととともに長期スパンの大量オンエア獲得に成功。チャートインはこれで19週目だ。年末のテレビ番組でも多く見られており、まだまだオンエア/注目は続くことだろう。間違いなく2020年を代表する一曲となった。
2020年を総括する代表曲、および新旧クリスマスソングがTOP200圏内にズラリ
当週は前述通りクリスマス週だったのだが、例年にも増してクリスマス色の強いチャートとなった。パーティーや外食が自粛傾向にあったぶん、番組/リスナー双方が“ムード作り”を努め/求めたのだろう。上位200曲の実に3分の1を新旧クリスマスソングが占めた。
そんな中、前述のBTSしかり、一年を振り返るべく2020年を代表する曲も勢揃いした。瑛人とともに新しい形のヒットを提示したYOASOBI「夜に駆ける」(9位)、社会現象にもなった「鬼滅の刃」とあわせて語られるに相応しい名曲のLiSA「炎」(18位)、今年最も多くの曲が聴かれ一番その名を見たであろうOfficial髭男dismの「I LOVE…」(30位)。
続いて、この一年あらゆる場所で耳にした瑛人「香水」(37位)、アルバムが驚異的なセールスを記録中の米津玄師「感電」(43位)、これで26週目のチャートインとなり同じく“社会現象”と言っても過言ではないNiziUの「Make you happy」(50位)、こちらもストリーミングから訴求していったDISH//「猫」(54位)、世界がロックダウンするなかエンターテインメント界のリーダーに相応しい動きをみせたレディー・ガガ「レイン・オン・ミー(with アリアナ・グランデ)」(69位)、ヒゲ男同様リリースする曲全てが注目される存在になった あいみょん「裸の心」(88位)…などなどだ。
この一年、コロナ禍で新しい様式への対応を余儀なくされるなか、音楽シーンでもしっかり新しい形式が生まれ、そのなかで後世へ語りつがれる名曲が数多く誕生した年だったと言えよう。一年を締めくくるクリスマスの雰囲気をとらえ、そして一年を振り返った年末のラジオチャートより、改めてソレを紐解くことができる。広くトレンドを読める2020年最後のラジオ・オンエア・チャートとなった。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2020年12月21日~2020年12月27日)
1位「マンピーのG★SPOT」サザンオールスターズ
2位「僕はバカ」瑛人
3位「Dynamite」BTS
4位「クリスマス・イブ」山下 達郎
5位「あいまいでいいよ」羊文学
6位「恋人たちのクリスマス」マライア・キャリー
7位「泣き笑いのエピソード」秦 基博
8位「silent」SEKAI NO OWARI
9位「夜に駆ける」YOASOBI
10位「ファインド・マイ・ウェイ」ポール・マッカートニー
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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