レコチョクアワード、2021年3月度シングルは宇多田ヒカル「One Last Kiss」が初の1位 アルバムはYOASOBI「THE BOOK」が3カ月連続1位
レコチョクは、ダウンロードランキングである「レコチョクアワード月間最優秀楽曲賞2021年3月度」を発表した。
レコチョクランキングでは宇多田ヒカル「One Last Kiss」が初の月間ランキング1位を獲得した。宇多田ヒカル「One Last Kiss」は3月10日のCDリリースに先駆けて3月9日に先行配信された映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』テーマソング。同曲のミュージックビデオは、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」原作・脚本・総監督の庵野秀明氏が監督を務め、「新劇場版」シリーズ完結編にしてついに実現したコラボレーションにYouTube公開から約12時間で100万回超えの再生を見せるなど、話題を集めた。週間ランキングでも3月17日週のランキングでは1位を獲得、その初動の勢いを反映して、3月度の月間ランキングでも1位を獲得した。
ミュージックビデオも、公開後20日間で2000万再生を突破、3月30日からはミュージックビデオのダウンロード配信もスタート。映画も興行成績連続1位と躍進するなか、「One Last Kiss」は引き続き注目を集めていきそうだ。
アルバムランキングはYOASOBI「THE BOOK」が月間ランキングで3カ月連続1位を獲得。YOASOBIは、コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraからなる“小説を音楽にするユニット”。2019年11月公開の第1弾楽曲「夜に駆ける」がSNSを中心に拡散していくなか、2020年12月には「レコチョク年間ランキング2020」で5位にランクイン。年末には「NHK紅白歌合戦」でのテレビ番組初パフォーマンスが大きな話題を呼び、さまざまな媒体に登場する中、2021年1月6日に初のEPとなる本作がリリースされた。ロングヒットを続ける「夜に駆ける」をはじめ、原作小説がコミック化した「あの夢をなぞって」、原作小説が映画化された「たぶん」、飲料や映像作品とのコラボレーションを果たした「ハルジオン」、ブルボン「アルフォートミニチョコレート」CMソングの「群青」、Google PixelのCMソングとなった新曲「アンコール」など、全9曲を収録している。3月度もさまざまなジャンルの番組に登場、情報番組でもとりあげられるなど話題になる機会も多く、ダウンロード数を伸ばし続ける要因となった。
現在、NTTドコモ 新プラン「ahamo」CMソングとなっている新曲「三原色」、3月29日よりOA開始されたフジテレビ「めざましテレビ」新テーマソング「もう少しだけ」など、リリース日未定の楽曲も話題になる中、本作も引き続き注目を集めそうだ。
【レコチョクアワード月間最優秀楽曲賞】2021年3月度(2021年4月1日発表)
レコチョクランキング
1位:「One Last Kiss」宇多田ヒカル(2021年3月9日配信開始)
2位:「うっせぇわ」Ado
3位:「Luv Bias」Kis-My-Ft2
4位:「夜に駆ける」YOASOBI
5位:「ドライフラワー」優里
アルバムランキング
1位:「THE BOOK」YOASOBI(2021年1月6日配信開始)
2位:「One Last Kiss」宇多田ヒカル
3位:「Roar」KAT-TUN
4位:「ぜんぶ知ってる洋楽 -TV編-」ヴァリアス・アーティスト
5位:「Where’s My History?」[Alexandros]