注目新人“にしな”が初登場1位、スピッツの新曲2位に浮上、いきものがかり新旧4曲チャートイン【エアモニ】

2021年4月7日 16:40

2021年4月7日発表のラジオ・オンエアチャート（集計期間：2021年3月29日〜2021年4月4日プランテック調べ）では、にしな「ヘビースモーク」が初登場1位を獲得した。

デビュー前に自身のYouTubeで公開した楽曲の再生数は100万回超え、Spotifyの次世代アーティスト応援プログラム「RADAR:Early Noise2021」やスペースシャワーTVの「SPACE SHOWER RETSUDEN NEW FORCE」2020年下期アーティストに選出されるなど、各所で注目されている“にしな”。3月31日に配信限定でリリースされた同曲は、多数局でパワープレイに選出されていることもあり4月に入ってからオンエアが急伸。FM/AMともに全国的なオンエアを獲得し、早くも自身初のエアモニ首位を獲得した。

上述の注目度もあり既にリクエストを集めている点や、ギターをかき鳴らすバラードの同曲と異なりアーバンなトラックの「centi」（130位→148位）では、J-WAVE、ZIP-FM、FM NORTH WAVEといったJFL系列を中心とした局から支持されるなど、バラエティに富んだ楽曲で広い層へアピールし得ている点は特筆すべきだろう。4月7日リリースの1stアルバム「odds and ends」は“4月度タワレコメン”に選出されており、リリース週を迎えた次週のオンエアもさらに過熱しそうだ。

2位はスピッツ「紫の夜を越えて」が先週7位から上昇した。配信シングルとしてリリースされた3月25日にラジオでも音源解禁されると、各局こぞってオンエアを開始。リリース週の翌週ながらオンエアはさらに伸び、今週のオンエア獲得ステーション数はダントツの最多。東海ラジオを除く全ての調査対象FM/AM局でオンエアされ、さすがの注目度となった。

3位はブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク＆シルク・ソニック「リーヴ・ザ・ドア・オープン」が死守した。オンエア数は減ったものの、引き続きFM/AMともに全国範囲でのオンエアを獲得すると同時に、リクエスト数は前週よりも伸びた。良質な楽曲自体の魅力がロングスパンでの大量オンエアにより広く訴求しているのだろう。ネームバリューによる洋楽ファンからの安定した支持に加え、新たなファンを獲得していることと推測される。

いきものがかり、新曲＆シーズンソングで4曲同時チャートイン

いきものがかり「TSUZUKU」が先週48位から今週7位に急浮上した。先月行なった無観客配信ライブで初披露され話題となった新曲で、映画『100日間生きたワニ』主題歌としても話題の同曲。水野良樹がナビゲーターを務めるJ-WAVE「TOKYO NIGHT PARK」の3月19日放送回にてラジオ解禁され、他番組/局では同22日よりオンエアをスタート。収録されるニューアルバム「WHO?」のリリース週となった今週、オンエアが急伸しTOP10入りとなった。

また今週、いきものがかりのメンバーが多数番組でゲスト/コメント出演したこともあり、同アルバムから多くの収録曲がオンエア。なかでもTVアニメ「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」オープニングテーマで、1月に先行配信＆2月にCDリリースされた「BAKU」（122位→80位）が上昇した。さらには、デビュー曲「SAKURA」（92位→37位）が今週のリクエスト最多数を集めて上昇、加えて「花は桜君は美し」（−位→186位）も再浮上するなど、新旧の4曲が同時チャートインすることとなった。

2006年のデビュー時、そしてその15年後の同時期にリリースした新作でも同様にリスナーを惹きつけるいきものがかり。この先も世代を超え、桜の時期をいっそう盛り上げてくれるだろう。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2021年3月29日〜2021年4月4日）

1位「ヘビースモーク」にしな
2位「紫の夜を越えて」スピッツ
3位「リーヴ・ザ・ドア・オープン」ブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク＆シルク・ソニック
4位「One Last Kiss」宇多田ヒカル
5位「アイ・ニード・ユー」ジョン・バティステ
6位「未来永劫」神はサイコロを振らない
7位「TSUZUKU」いきものがかり
8位「Baby, it’s you」YUKI
8位「桜が降る夜は」あいみょん
10位「オーヴァードライヴ」コナン・グレイ