eillが首位デビュー、SixTONES“常田提供曲”で2位、コロナ禍のお盆で郷愁の夏ソングにリクエスト集まる【エアモニ】

2021年8月18日 17:01

2021年8月18日発表のラジオ・オンエアチャート（集計期間：2021年8月9日〜2021年8月15日プランテック調べ）では、eill「花のように」が1位を獲得した。

8月11日に配信リリースされた同曲は、9日に先行してラジオオンエア解禁されると同時にFM／AMともに各局でオンエアが加熱し、結果、オンエア獲得ステーション率97%の全国網羅で初登場首位となった。パワープレイ獲得はTBSラジオ“今週の推薦曲”に選ばれたのみで、他は純粋なオンエアによるものだ。リリース週を受けて番組へのゲスト出演が多くみられたなか、12日にはニッポン放送で特番「はじめましてeillです」を放送。積極的なラジオ露出が奏功し、さっそくリクエストも多数集まった。

本作もマルイの“バーチャル花火体験”インスタレーション企画【HANABI FLOWERS】キャンペーンソングに起用されているが、前々作「ここで息をして」（TVアニメ「東京リベンジャーズ」第1クールED主題歌）、前作「hikari」（ドラマ「ナイト・ドクター」オリジナルナンバー）といった大型タイアップを経てリリースされたことも大きな注目を浴びた一因だろう。今後の展開にも期待したい。

2位はSixTONES「マスカラ」が前週12位から浮上した。8月11日リリースのシングルより、常田大希（King Gnu／millennium parade）提供曲ということで話題の同曲。7月5日〜7月11日チャートで124位に初登場以降、57位→96位→61位→12位と推移し、リリース週を迎えた今週、全国範囲でのオンエアを獲得し自身最高位をマークした。

ジャニーズ事務所所属アーティストが強いAM局は元より、全国のFM各局も積極的にオンエアしていたことから、“常田大希”効果による注目度の高さが窺える。固定ファン以外のリスナーにもアピールし得たことだろう。長期オンエアも助けセールスも絶好調のようだ。

3位はメイジー・ピーターズ「サイコ」が前週2位からのダウン。オンエア回数こそ前週からさらに伸長したものの、上位2曲がそれを上回ったかっこうだ。弱冠21歳、エド・シーラン主催レーベルの英シンガーソングライターという話題性もあり、全国複数局で8月度のパワープレイに選出されている同曲だが、微増ながらリクエスト数が前週から更に伸びている点は特筆すべきだろう。話題性のみならず、大量オンエアにより楽曲自体の魅力が波及している証だ。

コロナ禍のお盆ウィークで“郷愁漂う夏の名曲”にリクエスト集まる

洋楽邦楽あわせ新旧“夏ソング”のオンエアが増えている昨今、今週は特にお盆週ということもあり、故郷を思い出すかの郷愁漂う楽曲にリクエストが集まる傾向にあった。昨年に続いて今年も帰省出来なかった人も多かったことだろう。心底楽しめなかった夏の寂しさを倍増させる楽曲で、オンエア／リクエストともに伸びた上位曲は下記のとおり。来年こそは夏そして祭を音楽とともに大いに楽しみたいものだ。

DAOKO×米津玄師「打上花火」（37位→33位）、サザンオールスターズ「真夏の果実」（－位→50位）、あいみょん「マリーゴールド」（134位→57位）、山下達郎「僕らの夏の夢」（134位→60位）、井上陽水「少年時代」（－位→65位）、スチャダラパー「サマー・ジャム ’95」（－位→86位）、Mr.Children「HANABI」（134位→93位）、ケツメイシ「夏の思い出」（100位→99位）、山下達郎「RIDE ON TIME」（－位→99位）、ジッタリン・ジン「夏祭り」（149位→118位）

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2021年8月9日〜2021年8月15日）

1位「花のように」eill
2位「マスカラ」SixTONES
3位「サイコ」メイジー・ピーターズ
4位「テイク・マイ・ブレス」ザ・ウィークエンド
4位「スケート」ブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク＆シルク・ソニック
6位「アポトーシス」Official髭男dism
7位「エンパシー」ASIAN KUNG-FU GENERATION
8位「Midnight」大森元貴
9位「炎の聖歌隊 [Choir（クワイア）]」桑田佳祐
10位「ステイ」ザ・キッド・ラロイxジャスティン・ビーバー