2021年の男性人気アイドルグループ1位はBTS、TOKIO/King & Princeが続く〜LINEリサーチ調べ
LINEが運営するリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」は、全国の男女約60万人を対象に、「いちばん好きな男性アイドルグループ」(男性のメンバーが多い/男性が中心のグループ)に関して調査結果を発表した。
全国約60万人が選ぶ、2021年の男性アイドルグループの頂点に輝いたのはBTS。昨年実施したアンケートのランキング7位(2.2%)から上昇し、今年は1位(6.7%)を獲得した。特に「Dynamite」は多くの人が彼らを知るきっかけになった。最近では、新曲「Butter」でギネス世界新記録を「YouTubeプレミア公開動画の最大視聴者数」を更新するなど、注目が高まっている。
2位はTOKIOが昨年同様にランクイン。長寿番組でもある「ザ!鉄腕!DASH!!」や「AMBITIOUS JAPAN!」の楽曲が根強い人気。3位はKing & Princeで昨年のランキング6位から3位に上昇。今年は日本テレビ系「24時間テレビ」で初メインパーソナリティーを務めて話題になった。
次に男女年代別でランキングの傾向やそれぞれのアイドルを好きになったきっかけを自由記述形式で聞いたところ、女性の全年代で1位を獲得したのはBTS、圧倒的な人気がうかがえる。特に10代、30代、40代で1割前後となり、それ以外の年代よりもやや高い傾向にあった。男性10代でも1位にランクインしている。好きになったきっかけとして、ミュージックビデオ(ミュージックビデオ)などを見て歌唱力やダンスパフォーマンスに魅了される人やコロナ禍でYouTubeを見てハマった人、メンバーの仲の良さ、面白いところ、ビジュアルなどのさまざまなコメントがあった。
男女10代、20代でヒプノシスマイクが今年もTOP10入りを果たしている。特に女性10代では2位にランクイン。アニメ・好きな声優・キャラクターのデザインやYouTubeのおすすめに出ていたからや、友だちの紹介などがきっかけになっている。また、親世代も子どもに影響を受けて好きになった人もいるようだ。
男性10代ではDISH//が3位に。男性限定ライブを開催するなど、同性からの支持も高い。YouTubeチャンネルのTHE FIRST TAKEで「猫」のパフォーマンスを見て好きになった人もとても多い。
King & Princeはすべての年代でTOP10入りしているが、特に女性で人気が高い傾向にあった。
男女ともに30代以上の年代でKinki Kidsがランクイン。特に30代は男性で2位、女性で3位となっている。デビュー前からファンの人は多いようで、デビュー曲やドラマやバラエティ番組を見て好きになった人もいるようだ。
関ジャニ∞はすべての年代でTOP10入りしており、ジャニーズの中でもお笑い系アイドル的な位置づけで圧倒的なトークの面白さが人気につながっている。
また、TOKIOは男性に人気で、特に30代以上で割合が高くなっている。親しみやすさ、同年代からの支持、面白さはもちろんのこと、農業や自然をテーマにした活動や特集にも魅力を感じていることがわかった。男性30代、40代の4位はDA PUMPがランクイン。ISSAのデビュー当時と変わらない歌唱力や楽曲の中でもノリの良い「USA」や「if…」が根強く支持されている。
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEは女性40代以上、EXILEは男女50代以上で人気が高い傾向にあった。歌唱力、ダンスパフォーマンス、カッコ良さをバランスよく兼ね備えており、ライブなどエンターテイメント性が好きになったきっかけのようだ。
総合ランキングTOP10の男性アイドルグループ別に好きな理由としては、BTSは楽曲や歌唱力、ダンスの上手さにおいて(「楽曲がよいから」「ダンスがうまいから」「歌がうまいから」)が最も高い結果となっており、それぞれ約6割強から7割弱となっている。加えてEXILEやKinki Kids、DISH//も「楽曲がよいから」の割合が高く、5割超となっている。
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEやEXILE、DA PUMPは「ダンスがうまいから」が最も高い結果となっている。
King & Princeは「ルックスがよい・ビジュアルが好きだから」がTOP。また、バラエティ番組などでも見る機会の多いジャニーズ事務所に所属しているアイドルの中でも関ジャニ∞は「トークが上手い・面白いから」が最も高い結果に。関ジャニ∞とKing & Princeは「明るい・元気があるから」という面においても割合が高く、5割前後だった。
Kinki Kidsは、歌唱力に加えて「トークが上手い・面白いから」「独自の世界観があるから」においても高い傾向にあった。その他で特徴的だったのは、TOKIOで「出演している番組・作品が面白いから」が3割超で2位にランクインしている。V6は「落ち着きがある・大人っぽいから」というのも魅力のひとつのようだ。
番外編として、復活してほしいアイドルについては、嵐、SMAP、チェッカーズがTOP3となった。その中でも昨年の総合ランキング1位の嵐は全体で約4割と高い結果となった。特に女性では嵐を選ぶ人の割合が約5割にのぼった。次いでSMAP、チェッカーズと続く。また、「特にいない」という回答は4割弱だった。
いちばん好きな男性グループまたは女性グループがいると回答した人に「あなたにとってアイドルとは?」どのような存在なのか聞いたところ、全体の半数以上の人が「元気をもらえる」と回答。次いで、「笑顔にさせてくれる」「癒し」が3割台と続く。
また、男女でランキングの順位に変動はみられなかったが、全体的に女性のほうがすべての項目で割合が高い傾向にあった。特に男女で割合に差がみられたのは、「元気をもらえる」「笑顔にさせてくれる」「幸せな気持ちにさせてくれる」で20pt以上の差があった。
調査について
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の男女
実施時期:2021年9月30日~10月4日
有効回収数:599,695サンプル
集計対象:有効回収数の中から、ランダム抽出した男女15-69歳の男女45,803サンプル