完勝の星野源ほかKing Gnu、アデルの新曲がTOP3入り、LiSA“鬼滅”と“SAO”で3曲同時イン【エアモニ】
2021年10月27日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2021年10月18日〜2021年10月24日プランテック調べ)では、星野源「Cube」が1位を獲得した。
菅田将暉主演の映画『CUBE 一度入ったら、最後』主題歌として書き下ろされ、10月18日に配信リリースを迎えた同曲。一部で先行オンエアされたなか、配信と同時に全国のFM/AM局がいっせいにオンエアを開始し、オンエア獲得ステーション率は97%を記録。2位以下とダブルスコア以上の圧倒的なオンエア数を獲得しての圧勝となった。リクエスト数も今週最多だ。
星野源および菅田将暉はニッポン放送の人気番組「オールナイトニッポン」でともにパーソナリティを務めており、今週、それぞれの担当曜日にお互いがゲスト出演する企画も見られた。映画自体の注目度も高く、リリース週および映画公開週が重なっての相乗効果もオンエアを促進させたことだろう。また、スポットCMでのオンエアも多々確認されるなど、力の入ったプロモーションも見事に奏功した。FM/AM別チャートや全国のエリア別チャートでも全て首位と、堂々初登場にして完全勝利となった。
2位はKing Gnu「BOY」が前週20位から浮上した。12月1日にシングルリリースするTVアニメ「王様ランキング」オープニングテーマの同曲。前週、10月15日の先行配信と同時に大量オンエアを獲得すると、リリース週を迎えた今週、さらにその範囲を広げて調査対象となる全FM局でのオンエアが確認された。星野源に次ぐリクエスト数も他を圧倒しさすが。ひと月以上先となるシングルリリースまで、長期スパンの大量オンエアが期待できそうだ。
3位はアデル「イージー・オン・ミー」が前週58位から、こちらも大きく浮上した。11月19日リリースのアルバム「30」より、10月15日に先行配信された同曲。配信と同時にラジオ解禁されると、当初控えめだったオンエアは日を追う毎に増していき、上位2曲同様、パワープレイ選出はないものの、チャートイン2週目で広い範囲でのオンエアを獲得するに至った。JFL系列局を中心に特に多数のオンエアが確認できたが、いくつかAM局でのオンエアも獲得していることからその注目度が窺える。昨今のコールドプレイ、エド・シーラン、ザ・キッド・ラロイxジャスティン・ビーバー、シルク・ソニックに続き、長期オンエアが見込まれる洋楽曲だ。
LiSA、“鬼滅”および“SAO”関連で全く異質の3曲が同時チャートイン
今週のチャートでは、同時期リリースの新曲2曲含むLiSAのアニメタイアップ曲が3曲同時チャートインを果たした。
7位に初登場した「明け星」は、11月17日リリースのシングル「明け星 / 白銀」より10月18日に先行配信された曲。テレビアニメ「鬼滅の刃 無限列車編」オープニング曲として話題となっており、パワープレイ選出がないものの一気に大量オンエアを獲得。オンエア獲得ステーションも8割以上だ。また、昨年公開の同アニメ映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』主題歌である「炎」も未だ人気で、今週も144位にチャートインしている。
一方、前週44位から14位へと浮上した「往け」は、10月15日に配信リリースした映画『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』主題歌。こちらは配信に先駆け、9月29日放送のJFN系列番組「SCHOOL OF LOCK!」内コーナ―“LiSA LOCKS!”で初オンエアされ、今週で4週目のチャートインとなる。また、上述の「明け星」と異なりbayfm、TBSラジオのパワープレイ/推薦曲に選ばれるなど、違った形で大量オンエアを獲得している点も興味深い。
異なるアニメタイアップ曲を同時期にリリースし、しっかり大量オンエアへと繋がるのは楽曲としての魅力・完成度があってこそのもの。各タイアップ作品の世界観に沿い、異質な楽曲を見事に歌い分けるLiSAだからこそ成し遂げられる難業だ。アニソン界の女王たる所以がラジオオンエアからも見て取れる。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2021年10月18日〜2021年10月24日)
1位「Cube」星野源
2位「BOY」King Gnu
3位「イージー・オン・ミー」アデル
4位「嘘つき」あたらよ
5位「マイ・ユニバース」コールドプレイ X BTS
6位「Lazy」kiki vivi lily
7位「明け星」LiSA
8位「ハート」あいみょん
9位「おっさん」岡崎体育
10位「トマソン」マカロニえんぴつ
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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