映秀。リクエスト伸長のV2、宇多田リリース週で2位へ、BALLISTIK BOYZ新AL曲が初登場3位、BTS再急伸で4曲イン【エアモニ】
2021年12月1日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2021年11月22日~2021年11月28日プランテック調べ)では、映秀。「脱せ」が先週に続き1位を獲得した。
注目の次世代アーティストとあり、全国多数局で11月度のパワープレイに選出されている同曲。オンエア総数は減少したものの、引き続き大量オンエアを獲得するなか、今週はリクエスト数の大幅な増加が見られたことは特筆すべきだろう。長期的な大量オンエアによる訴求効果が表れ、楽曲/アーティストの認知度が上がった証だ。11月17日リリースのアルバム「第弐楽章 -青藍-」より、「失敗は間違いじゃない」も今週180位に初登場していることもそれを裏付けている。今後の動向に注目したい。
2位は宇多田 ヒカル「君に夢中」が前週3位から上昇した。ドラマ「最愛」主題歌となる同曲は、こちらも前週からオンエア総数は減るも配信リリースを迎えたことで広く注目され、オンエア獲得ステーション数は前週より上昇。調査対象局の93.5%におよぶ全国広範囲のステーションでオンエアを獲得する、さすがの注目度をみせた。リクエスト数も僅かながら増加している。来春リリース予定のニューアルバムへの期待も高まる。
3位にはBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE「All Around The World」が初登場した。11月24日発売のニューアルバム「PASS THE MIC」より、リード曲となる同曲。TikTokでの一部配信、およびデジタルリリースから更に先がけ、ラジオでは11月5日放送のJFN系列番組「やまだひさしのラジアンリミテッドF」にて初オンエアが確認されていた。その後、オンエアはいったん落ち着くも、アルバムリリース週を迎えた今週いっきにオンエアが急伸。若干、オンエア獲得局に偏りがみられるが、見事TOP3デビューを飾ることとなった。
BTSへの世界的注目でオンエア再急伸、関連4曲がチャートイン
世界的トップアーティストに君臨するBTSが様々な話題で注目された今週、関連楽曲のオンエアが急伸し、4曲同時にチャートへ送り込んだ。母国での兵役に関する議論もさることながら、著名なアワードの発表により改めて彼らのヒット曲に注目が集まったかっこうだ。
【日本レコード大賞】では特別国際音楽賞を2年連続で受賞、加えて【アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)2021】での3冠受賞、【第64回グラミー賞】での最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞ノミネートなどが今週の主な話題だ。
そのAMA授賞式でパフォーマンスを披露した「Butter」(-位→23位)およびコールドプレイ X BTS「マイ・ユニバース」(60位→46位)や、現時点の最新曲である「Permission to Dance」(83位→59位)のオンエア再急伸は必然だろう。また、昨年8月から今年9月まで、実に1年以上にもわたりチャートインを続けた紛れもない代表曲「Dynamite」(-位→180位)も再登場している。
グラミー賞において主要部門でのノミネートがなかったことや、27日から2年ぶりとなるオフラインコンサートを行なうなど、引き続き話題が絶えないBTS。年末に向けては各種年間チャートを含めたアワード発表を控えており、まだまだ注目される機会はあるだろう。次週以降もオンエアの加熱が十分に見込めそうだ。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2021年11月22日~2021年11月28日)
1位「脱せ」映秀。
2位「君に夢中」宇多田 ヒカル
3位「All Around The World」BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
4位「ハート」あいみょん
5位「マンマミーア」マネスキン
6位「EVERBLUE」Omoinotake
7位「Gifted.」BE:FIRST
8位「Change the world」Penthouse
9位「イージー・オン・ミー」アデル
10位「スモーキン・アウト・ザ・ウインドウ」ブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク&シルク・ソニック
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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