注目のTOMOO首位へ、THE BEAT GARDEN急浮上2位、GENERATIONS大量OA維持で3位、故オリビアさん7曲イン【エアモニ】

2022年8月17日 17:46

2022年8月17日発表のラジオ・オンエア・チャート（集計期間：2022年8月8日〜8月14日プランテック調べ）では、TOMOO「オセロ」が1位を獲得した。

IRORI Records発のシンガーソングライターによる同メジャー1stデジタル・シングルは、多数局にて8月度の月間パワープレイに選出されており、今週もFM NACK5、Kiss FM、e-radio、東海ラジオ、FM FUKUOKA、AIR-G’、Date fmなどでの大量オンエアをベースに、前週2位から上り詰めるかっこうとなった。

リリース週だった前週よりオンエア数は減少したものの、引き続き主にパワープレイ選出局において安定したリクエスト数を集めている点は特筆すべきだろう。今週も変わらず多数のリクエストが寄せられオンエアに繋がっていることで、楽曲およびTOMOOの声自体が持つ訴求力を証明している。また、今週はゲスト出演も複数確認され、さらには過去曲へもリクエストがあるなど、まさに注目を集め始めている段階と言えるだろう。今後さらに露出を増やすことでファン層を拡大し、ブレイクへと繋がることを期待したい。

2位はTHE BEAT GARDEN「Start Over」が前週109位から急上昇した。2016年メジャーデビューの男性3人組ボーカルグループによる同曲は、現在放送中のドラマ「六本木クラス」の挿入歌。ドラマ初回放送の翌日7月8日にラジオ解禁されると、翌週7月11日〜7/17チャートで174位に初登場するも一度圏外へと下降。8月に入ってから再びオンエアを伸ばしはじめ、配信リリース週を迎えた今週いっきに急伸した。

ドラマの好調ぶりも後押しとなり、パワープレイ選出がないもののFM／AM問わず全体の83.9%と広い範囲のステーションでオンエアを獲得している点は特筆すべきだろう。デビュー年11月発表の2ndシングル以来となる久々のラジオ・オンエア・チャートTOP3入り。セールス面にもしっかり反映されているようだ。

3位はGENERATIONS from EXILE TRIBE「チカラノカギリ」が前週1位からダウンした。ドラマ「テッパチ！」主題歌と、こちらもドラマタイアップの同曲。今週もパワープレイに選出しているFM-NIIGATAをはじめ、bayfm、FM FUJI、FM NACK5、interfm、FM FUKUOKA、Love FMでの大量オンエアを基盤に、リリース翌週ながら依然として広範囲にわたり多数オンエアを獲得してのTOP3死守となった。安定したリクエスト数もさすがだ。

故オリビア・ニュートン・ジョンさん関連曲7曲が同時チャートイン

主に70年代後半から80年代に活躍した世界的ポップシンガー、オリビア・ニュートン・ジョンさんが8月8日に死去した。この悲報を伝えるべく各局・番組がこぞって関連曲をオンエアし、今週のチャートには計7曲がチャートイン。特に通年オンエアされるポップス史上に輝く名曲「そよ風の誘惑」にいたっては、87.1%（FMでは95.5%）のステーションでオンエアを獲得し11位へと急浮上した。10位とのオンエア数差はわずか1回と、惜しくもTOP10入りを逃したものの、その注目度が窺える。

また、この他「フィジカル」（43位）、「ザナドゥ」（53位）、「カントリー・ロード」（114位）、「ジョリーン」（166位）、「愛の告白」（186位）、ジョン・トラボルタとの「愛のデュエット」（186位）といったチャートイン曲のみならず、多くの曲がオンエアされた（杏里およびカバーしたハナレグミver.の「オリビアを聴きながら」含む）。その楽曲の多さは“そよ風”のような歌声が如何に愛されてきたか改めて窺えるものだ。

オリビアさんは昨年秋、日本政府から“我が国の音楽文化の発展及び友好親善に寄与”した功績により旭日小綬章を受章している。上述の名曲の数々が日本でもお馴染みであることは元より、2015年には東日本大震災の被災地・福島県で追悼公演を行なうなど、日本でも影響力のあった同氏だけにその訃報を悲しんだリスナーは多かったことだろう。関連曲へのリクエスト数、およびそのオンエア状況が何よりも物語っている。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2022年8月8日〜2022年8月14日）

1位「オセロ」TOMOO
2位「Start Over」THE BEAT GARDEN
3位「チカラノカギリ」GENERATIONS from EXILE TRIBE
4位「新時代」Ado
5位「ハピネス」The 1975
6位「バッド・ディシジョンズ」ベニー・ブランコ,BTS,スヌープ・ドッグ
7位「栄光の扉」平井大
8位「チェンジ」ao
9位「3636」あいみょん
10位「ステイ・ウィズ・ミー feat. ジャスティン・ティンバーレイク、ホールジー＆ファレル・ウィリアムス」カルヴィン・ハリス